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居酒屋さすらい 1556 - 町中華じゃなかった - 「ジャンボ」(五所川原市川端町)

2019-11-05 22:37:37 | 居酒屋さすらい ◆地方版

「瑞豊」から隣の「ジャンボ」へ。2軒並んで暖簾にラーメン。そのもう一方の店に。店名は「ジャンボ」。自分はもう〆の体勢である。外観といい、店名といい、もう完全に町中華だと思っていたが。さて。

カウンターは満席。厨房の熱気が店内を包む。そんな光景を期待していたが、扉を開けると驚くべき状況が待っていた。

薄暗い店内、客は誰もなく、店内は寒々しかった。小上がりにテレビを観ていた女性がいて、自分が入店すると立ち上がった。テレビはラグビーワールドカップ、準決勝である。

カウンターに座って、「ラーメン」とお酒をオーダーした。

「お酒は冷やでいい?」

馴れ馴れしい物言いで自分に尋ねた。

「あ、それで」。

小さなコップに注がれた酒。

北のはずれの場末酒場でコップ酒。また、演歌じゃん。

「烏賊の丸干し、噛みしめながら、腹に呑み込め男の愚痴は」。

雁之介はんではなく、ここは増位山太志郎さんの、「男のコップ酒」。まさに、そんな哀愁感が店内中を支配する。

コップ酒を一口飲んだあたりから記憶が薄れてきた。

「ラグビーワールドカップ、日本戦じゃないけど観るんですね」。

店員の女性にそう聞いた。彼女がなんと答えたか、よく聞き取れなかったが、ラグビーはこの北のはずれにまで浸透しているのは確かだった。

普段、飲んだ後にラーメンは食べないが、それでもたまに食べると最高だ。カウンターの上に千円を置いて帰った。ラーメン500円、コップ酒500円。

どういう声をかけて店を出たか、記憶がない。まさに「男のコップ酒」だった。

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2 コメント

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Unknown (ジャン)
2019-11-06 07:20:22
隣へハシゴされたんですね。でもラーメンにコップ酒とは渋いですね。
もうビールは入らないでしょうから。
記憶がトンだのですか。アブないアブない。でも写真もブレてないし、その時はしっかりしていたのでしょう。
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Unknown (熊猫)
2019-11-06 13:37:35
ジャンさん。
隣にはしご酒です。こういう機会もなかなかありません。
記憶消失はよくあります。その時はけっこうしっかりしているのですが、寝ると記憶がないです。

この後、宿に戻って温泉に入るのですが、そっちの方がアブない、アブない、かもです。
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