結局、今年も「神田カレーグランプリ」に行けなかった。速報を出先で見て、複雑な気持ちになった。なんとなく理解できる納得感と軽い落胆。優勝はアキバの「カリガリ」。うちの会社から3番目に近いカレー専門店。「神田カレーグランプリ」とは一体何を決める大会なのか。
神保町の人気のカレー店といえば、「エチオピア」、「ガヴィアル」、「ボンディ」、「共栄堂」か。しかし、これらの人気店がグランプリを獲得したことはなく、かつて「ボンディ」が3位を受賞したのが最高。けれど上記の店舗は少なくとも「食べログ」の百名店である。「食べログ」の評価が世間と乖離しているのか、それともカレーグランプリがそうなのか、一向に謎である。
さて、「ガヴィアル」。
11時の開店とともに訪問。「昼時サービス」のカレーを狙って。Aランチの「野菜×チキンカレー」(1,100円)をチョイスした。
まず、最初の驚きはご飯の上にチーズがオンされていること。こんなの見たことない。カレーソースはご飯とセパレートだが、カレーソースの器がシャレオツだ。
12時間炒めた具材と28種類のスパイスを加えたというカレーソース。実はこれが最大のサプライズだった。欧風カレーらしく、雑味のないマイルドさ。コクが強く出ているが、一体どんなブイヨンを使っているのだろう。とにかく、スプーンの動きが止まらないのは、抜群にカレーがうまいから。
もしかすると、「カレーグランプリ」の来場者と神保町でカレーを食べる人の階層の違いが出ているのか。安価で早く食べられるカレー本来の立場と機能性が優先されて「カレーグランプリ」があるならば、「カレーグランプリ」の意義は大きいと思う。だって、千円を越えるカレーって、毎日は食べられないからね。
「ガヴィアル」はハレのカレーなのである。
私は昨日と今日は今年最後の旅として、那智勝浦町へグルメと温泉三昧を楽しんで来ました(^o^)/
記事はまぁ数週間に渡ってぼちぼち書きます♪
神保町に行くと、カレーと本で1日を楽しく過ごせます。そんな穏やかな日があれば幸せですね。
モノノフさんの那智勝浦のグルメと温泉記事を楽しみにしています。