何故か、たまに食べたくなる「箱根そば」。小田急線は1ヶ月に一度しか乗らず、なかなか食べる機会に恵まれない。だから、いそいそとアキバの駅裏まで出かけていく。
駅そばに関する著書が多数ある鈴木弘毅氏が定義する駅そばとは必ずしも、駅ナカにある必要はないという。駅に隣接している店舗も駅そばというらしい。その定義に則れば、この「箱根そば」も駅そばにカウントされる。ボクはその考え方に異を唱える。駅そばはあくまでも駅ナカになくてはいけないと思う。駅そばは鉄道の乗降客をターゲットにしているが、駅の近隣のそば屋は必ずしもそうではない。駅の近くのそば屋は蕎麦ではなく、側が相応しい。
アキバは外国からの観光客が多いが、その観光客らはとうとうこのようなスタンド系そば屋にも進出してきた。けれど、やはり立ちそば屋はハードルが高い。まず、彼らは食券で立ち止まる。日本語か漢字しかないからだ。だが、中国人の中にはそこも、辛うじてクリアする者もいる。「山菜そば」や「肉そば」なら、まだ彼らはイメージができる。だが、次のステップが彼らに立ちはだかる。その購入した食券にそばかうどん設定がある場合、そのいずれかを、申告しなければいけない。あるいは、温か冷もある場合、チョイスが必要だ。何の知識もなく、日本語が話せない外国人ならば、まずここでアウトだろう。
さて、「箱根そば」の入口の食券機でうまくいかず、難儀しているアジア系をご仁がいた。何に難儀していたかは、よく分からないが、食券機にはメニューそれぞれの画像がある訳でもないから、料理がイメージできずに困っているようだった。彼らに説明できるほどの語学力がある訳でもないから、放っていたところ、彼らは諦めていて店を出ていった。
さて、ボクはと、いえば「かけそば」(300円)の食券を購入した。
「箱根そば」の麺はゆで麺。だから、食券提出からほどなくしてそばが共される。「箱根そば」の「かけそば」には、ワカメが乗っかっている。これがすごく嬉しい。
出汁は優しい、かつお出汁。きりっとしたけじめのついた汁だ。辛くもなく薄くもない。「かけそば」に最も似合う出汁かもしれない。何しろ、出汁は「かけそば」の時に、真価が問われるからだ。だって、基本的には、そば以外にほとんど具材は皆無だからだ。種ものなら、誤魔化しもきくだろう。だが、「かけそば」はそうもいかないのだ。
けれど、「箱根そば」は、さすがだった。何ものにも動じず、どっしりと構えていた。
さすがにうまいな。「箱根そば」。
会社から12分かけて来た甲斐があったよ。
当時の定番は山菜うどん。揚げ玉も乗っててうまかったな~。「生そば箱根」の店は高いし、旨くないとみんな敬遠してました。普通の「箱根そば」がいいとね~。高校生の分際で生意気だわ,うどん食ってるくせに。
。最近は小田急以外の駅にもあってびっくりです。
そんでもって、また駅そばの名前が「箱根そば」でしょ。これだけで、もううまそうだもん。最近よく小田急に乗るので、一度どこかで降りて食べてみようかな。
しかし、同じ系列で、店によって味がちがうというのはどういう理由なのかねぇ。
小田急以外で不思議なのは、秋葉原。どうして、ここに「箱根そば」があるのか、すごく不思議。
小田急とは、だいぶかけ離れてるなぁ。ある意味のマーケティングなのかな。それとも、子会社としての業務拡大?とにかく、こういうケースは、NREの「いろり庵きらく」ではない事例。
怪鳥は、ゆで麺派なのね。
それは興味深いね。
ちょっと、試してみます。