久しぶりに大門へ。半年ぶりどころじゃない。
「秋田屋」の前を通ると、開店時間が15時半になったとの貼り紙が。まんぼうで開店を早めたのかな。ただ、この日の会議は14時半には終わるだろうから、「秋田屋」は無理だな。
予定通り、会議を終えて、しばし浜松町を探検した。新しいお店や立ち飲みをチェックするが、とりたてて目新しい店はない。金杉橋口の方に出てみた。貿易センタービルが閉鎖されており、なんだか様子が違う。駅の方に行ってみると金杉橋口は閉鎖されていた。よくよく見ると、駅の階段は解体されている。
いやはやおいたわしい。かつてこの道を通って通勤していた者として、ちょっと寂しい気持ちになった。
さて、どこで飲もうか。こうなったらもう新橋に行くしかないな。
浜松町から新橋へ。昔はよく歩いたもんだ。文化放送の横を通って北へ。知らない酒場が結構ある。
新橋に着いたら、どこで飲もうか。まず頭に浮かんだのが、「こひなた」。新橋駅前ビルの立ち飲み屋さん。地下にもぐって、店の前まで行ってやめた。なんか、楽しそうな雰囲気じゃないな。ならば、どうするか。もうあそこしかない。
「へそ」。
もう営っているはずだ。
お店に入ると客は誰もいなかった。月曜日の15時。しかも月末。さすがにこの時間に飲むろくでなしはいない。
まずは串揚げ5本盛りとドリンクのセット、「晩酌セット」からスタート。全然、晩酌じゃないのに。飲みものは「ホッピー」白で。
いはやはうまい。とりわけ月曜日の昼酒ほどうまいものはない。そして串揚げも文句なしにうまい。随分前に東京に串揚げブームがきたが、その波はもう跡形もない。結局うまい店だけが生き残ったのだ。
さて、串揚げ5本セットの後の展開を考えねばと、店内のあちこちを眺めてみたところ、一枚の小さな貼り紙に目がいった。「○ックナゲット」にクリソツな味を再現したというメニューがあるらしい。5個入り450円はちと高いと思ったが、面白そうなのでオーダーしてみた。ソースもマスタードとバーベキューの両方があり、いずれも提供してくれるとのこと。
そして出てきたのがこれ。
とりあえず、姿形はどうやら同じ。一つつまんでいただいてみると食感、味ともまさにチキンマックナゲット。これはすごい。
昔、冷凍食品でナゲットを買って、似ても似つかない味や食感に失望したことがあった。「吉野家」の牛丼とかも同じだけど、こういうのって再現するのは難しいと思う。それをよくぞ、ここまで完コピできたなと思う。
けれど一方で一抹の疑念も抱く。これって本物を買って来て出しているんじゃないかと。だって値段がまず高い。開発と手間にめちゃくちゃお金がかかっているからと言われたらそれまでだけど、しかしマクドナルドで買ってきて、そこからコストをオンしたら、この値段になったとも考えられる。しかも、「へそ」からマクドナルドまで近いし。
ただ、そうやって疑ってしまうほど、味が同じだってこと。ただ、5個で400円超の「ナゲット」はもうこれっきり。そのお金があれば、うまい串揚げを4本は食べられるからね。
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