まるでバックパッカーに戻ったようなそんな立ち飲み屋がここ。
時刻はまだ午前中なのに、ボクはもうビールを飲んでいる。2頭のゾウが描かれている、タイのビール。「チャーン」。
ボトルビールだが極めてうまい。(もちろん、「シンハービール」もある)
「ヤンマックア」という茄子のサラダをつまみに。
カウンターの向こうの厨房には、アジア系の女性。生まれを聞くと、彼女は「フィリピン」と答えた。
だが、彼女が作ったタイ料理は絶品だった。ナンプラーの薫りが食欲をそそる。
この店「小島」はつまみが全品300円。メニューは豊富で、そのほとんどが立ち飲みらしいメニュー構成だ。
例えば、「フランクフルト」、「トマト」、「キムチもやし」、「鳥のからあげ」、「いわしのまるぼし」、「やきそば」、「やきうどん」などなど。これらのメニューが赤の短冊に独特のフォントで書きこまれている。
だが、「本日のおすすめ」という欄に手書きで書かれていたのが上記のタイ料理だった。
これ以外にも「タイ風玉子やき」があり、もちろんこれも頼んだが、とてつもなくうまかった。とにかく、300円でこのタイ料理を食べられるのがうれしい。基本的にタイ料理などのアジア飯は極めて高い。小皿ながら、この金額がうれしい。
池袋東口。
パチンコ屋が軒を連ね、ストリップ小屋まである通りの立ち飲み屋。客もバックパッカーのような自由人ばかりがやってきて、酒を飲む。
支払いは、キャッシュオンデリ。
豪快に笑うママとのおしゃべりも楽しい。
「小島」という店名は、はじめ小島さんという人の名前を連想した。だが、外観の看板にはやしのきとLittle Islandという文字を見つけて、タイのビーチリゾートをイメージしているのだと分かった。
例えば、コ・プーケットやコ・サムイとか。
「小島」の社長の息子は今、小手指の立ち飲みエリアで「大吉酒場」で店長をやっている。
また、北区の十条、タイ居酒屋「イサーン」も「小島」の系列店だ。
タイの南国酒場風でバックパッカー気分に浸れる数少ない立ち飲みである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます