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中華さすらい 190 - まずいぞ! 『ドラゴンハイボール』 - 「来来軒 赤羽店」(北区赤羽)

2024-01-03 22:39:46 | 中華さすらい

「魚友」を出て、「まるます家」の十字路まで歩いた。老舗、鰻屋の対角線上に、「来来軒」がある。前回もここではしごをした。なんだか、今回もそんな感じになってきた。

「ま、いいか、ここで」。

赤羽に適当な中華がないのである。ちょっと歩いた「大陸」は飲み物のレパートリーが少ないし。今更、探すのもなんだし。

店に入って、テーブルに腰掛け、メニューを開いたら、真っ先に飛び込んできたのが、「ドラゴンハイボール」(320円)。略してドラゴンボール(全然略してないし)。

「何これ」。

T根がメニューの説明を読んでみると、どうやら「ドラゴンハイボール」とは紹興酒をソーダで割ったものだという。

「へぇ」。

「紹興酒」は大好きだから、ものは試し。ちょっと頼んでみるかと、二人でオーダーした。やがて出てきた黒いハイボールは、なんだか不穏な感じである。飲んでみると、それはもう「紹興酒」味ではなく、なんやら訳わからない飲み物になっていた。

 

はっきり言ってまずい。

昔、「維力」という清涼飲料水があった。

「維力」と書いて、「ういりー」と読む。自分が小学校高学年の頃のこと。友人同士で金を出し合い、一本買ってみることにした。3人くらいで買って回し飲みしたが、これが本当にまずかった。みんなでまじぃまじいと言って、途中で捨てた覚えがある。「ドラゴンハイボール」は、「維力」っぽかった。

正直なところ、「ドラゴンハイボール」も途中でやめたかったが、自分もT根も我慢して全て飲んだ。

まずい。

これ、7杯飲んだら、望みがかなったりして。

さてさて、つまみだ。

「粗挽きウィンナー」(290円)に「腸詰」(330円)と、似たようなものを立て続けにオーダーした。

この店、「日高屋」の系列店だが、メニューは似ているようで似てない。

「ドラゴンハイボール」をなんとか飲み切って「ソーダ割り」(300円)で口直し。

さて、河岸を変えたが、T根の舌鋒は鋭い。この際だから、全ての不満をぶちまけよーぜ。ただね、外から見ていると、古巣の会社、どんどん腐っていくような気がしている。けれど、T根には悪いけど、彼は一生このままじゃないかとも思う。でも、給料貰っている方が楽だとは言っておいた。

〆は麺類に流れるかと思ったら、意外にもT根は「玉子キクラゲ炒め」(510円)を所望した。

これはやっぱり鉄板の定番だ。ご飯が欲しくなる。

結局、「ドラゴンハイボール」を入れて、2人で3杯ずつ飲んだ。

これで税込2,970円。

赤羽はこうでなくちゃ。

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