講演を終えた翌週、仕事が急に暇になった。水曜日になったら、やることがなくなった。開業以来2回目。
昨年は年間通して10日しか休めなかった。今年は6月時点で、それ以上の休みがとれている。気持ちとしては複雑だ。なんか働いてないと落ち着かない。
でも休みは大切。今日は思いっきりリラックスして休むか。
「庭の湯」に行こうかと思うが、懸念がある。
豊島園跡地に出来たハリーポッターのテーマパークがオープンしたのだ。電車や駅は激混みのような気がする。体を休めるつもりが激混みの電車に揺られてたら元も子もない。どうしようか。一瞬、後楽園の「ラクーア」も頭をよぎったが、値段は高いし、狭い。やっぱゆっくりするなら「庭の湯」だ。
どれ、池袋まで行ってみて、電車が混んでいたらやめるか。
ところが、電車は混んでなかったのである。いつものように激空き。車内は2,3人しか乗っていなかった。
そして、としまえん駅に到着。駅名は同じだが、劇中に登場する汽車が展示されるなどリニューアルされていた。
ただ、駅もそれほど人は多くなく、なんだか拍子抜けした。浦安のネズミ園ほどではないにしろ、ある程度人が多いと思っていたら、豊島園があるときと変わらなかった。
本当にハリーポッターのテーマパークがオープンしたのだろうか。なんとなく半信半疑になった。
まず、ハリーポッターは後回しにして、まずは風呂だな。
「庭の湯」へ。
平日の午前中。「庭の湯」は空いていた。風呂が空いているのは嬉しい。混んでいるとそれだけでストレスだ。
「庭の湯」に来るのは絶対平日の午前中である。
ハリーポッターの映画は一度も観たことがない。子どもが見ているのを横目で見てた程度。だから登場人物は主人公のハリーポッターしか知らない。
昔、かみさんと結婚する前、付き合っていた頃、それぞれハリーポッターのペーパーバックを買って、和訳しようということになったが、自分は10頁もいかないまま挫折した。苦い思い出である。風呂に浸かりながら、そんなことを思い出した。
豊島園跡地にハリーポッターが来ても「庭の湯」は相変わらずだった。
サウナを5分ずつ、5セットして、泡のバイブラ風呂で丹念に体をほぐす。緊張していた心と体が柔らかくなっていく。こうして1日仕事を忘れるのはいいことだ。
じっくり2時間入浴すると、時刻はだいたい12時半頃になる。正午を過ぎると、少しずつ客が増え始めるので、自分はそこでいつも退散する。
年に1回か2回、これが自分のオーバーホールである。
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