秋葉原電気街の路地裏にひっそり佇む、「あきば食堂」。恐らく、その存在すら知らない人が多いかもしれない。ボロくて汚い店構え。店内僅か5つのテーブルで、相席も厭わない。おっさんが一人で切り盛りしていて、料理の出てくる時間はかなり遅い。場合によっては、20分以上待たされることも。でも、憎めないのが、この「あきば食堂」だ。
何故ならば、「カツカレー」が、今時たった650円。アキバの電気街にあって、この価格は異例だ。この食堂の近所にある、「カレーの市民 アルバ」の「カツカレー」で800円。やはり、600円台の「カツカレー」は尋常ではない。
自分の水準として、800円以上のカレーは失格だと思っている。ラーメンもカレーも国民食であるにも関わらず、何故か値段が高騰している。給料が上がらない時代に、800円以上のカレーはあり得ない。
「あきば食堂」を訪れたのは、実は今回で3度目。
おっさんが一人で調理しているから、注文から料理が運ばれてくるまで、かなりの時間を要する。そして、カレーはといえば、実はそれほどうまくもない。ともすると、一瞬レトルトかと思わせるカレーである。だが、カツは正真正銘、手作りだ。けれど、このカツだけでも食べる価値がある。揚げたてホクホクのカツがいただけるから。
この空間だけ、秋葉原とは違う時間が流れている。それはゆっくりとした時間。たとえ、注文した料理が遅くてもいいじゃないか。ゆっくりと店の雰囲気を味わおうよ。
あれは分かり辛いですよね。
かんだ食堂は行ったことあるけど、正直、不味かった。
今はなき「かんだ食堂」。カレーが500円で、アキバ最安でした。ターメリックたっぷりのまっ黄色のカレー。確かに、味より安さの食堂でしたね。