てっきり、チェーン店だと思っていた。
「串カツでんがな」。
東京都内のあちこちで見る、あの看板。
でも、店の前まで来てみるとなんか違う。店の名前は「串カツやねん」。まるで、縁日の夜店でつかまされたバッタもん。
「adidas」ではなく「adios」みたいな。
小さな木戸の店、店名に足を踏み入れるとこじんまりとした小さな空間。多分、20人は入らない。
先客は一人。話しの雰囲気から、常連とお見受けする。
ボクは一人、その客とは少し、間をあけてカウンターに立った。
カウンターの横に鎮座しているのは、黄金色のビリケンさん。
どれ、ひと触りしようか。
生ビール。
420円。まずまずじゃないか。
ホッピー400円。いいじゃない。この値段。
串カツおまかせが5本で450円とは。お値打ちやん。
ここは、ホッピーとおまかせで火蓋を切った。
まずは「れんこん」から。カラリと揚げられた衣はきつね色。
そして、ホッピーは黄金色。
ビリケンさんも黄金に輝く。
これぞ、まさにゴールデントライアングル。幸せの黄金比率。
次は「豚バラ」。
ホクホクの揚げたて。がぶっとやって、ホッピーもがぶりと飲る。
最高や~。
あと残りの串カツ盛りの内容は忘れてしまった。
実をいうとボクは真横にあったテレビに夢中になってしまったからだ。
透視能力で事件を解決する超能力者の番組。実はボク、こういうテレビが好きなのだ。
つい、テレビに夢中になって、気づくとトマトハイなるものを飲んでいた。
このトマト、店主によると所沢に住む親御さんの作物らしい。
え?大阪の人じゃないの?
でも、このトマトハイ、瑞々しくてうまいなぁ。
気がつけば、もう2杯。
ホッピーを含めると5杯も飲んでしまった。
飲みすきまたな。超能力者のせいで。
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