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「ニューニコニコ」。
このネーミング。とても気になるじゃないか。
7文字中3文字が「ニ」。ニ率、.429。
およそ、居酒屋らしくない店名は、それだけで、もう勝ちだよ。
雑誌「古典酒場」で、この店を目にして以来、いつか行ってみようと思っていた。
だからこの日、Oさん会の暑気払いで、幹事になったボクは、迷わずこの店を会場にした。
居酒屋の巣窟ともいえるニュー新橋ビルの地下。
この一角にある「ニューニコニコ」。
事前に予約したボクらは、小上がりに通され、一息ついた。
店は満員。大盛況。
大勢の客の声で、ほとんど自分らの声も聞こえないくらいだ。
Oさんとボクは生ビール中(600円)。N刊自のH部さんはお酒を頼んだ。
お酒は一種類しかなく、しかも銘柄は分からない。
酒肴の短冊メニューが壁際にびっしりと貼られ、圧巻だ。
達筆な筆運びが際立つ。
さぁ、何を食べようか。そんな意気込みにさせてくれる。
短冊メニューを見ると、価格の水準がよく分かる。値段は高めだ。
もっとも安価な肴は「なっとう」、「しらす卸」の280円。
「冷奴」の330円、「まる干し」330円と続く。
雑誌「古典酒場」によると、名物は「牛もつ煮込み」(600円)と「マグロの中落ち」という。
まずは、「煮込み」からいってみたい。そうそう、「ポテトサラダ」(380円)も忘れてはいけない。
「煮込み」は味濃いめ。濃厚な白味噌の味。味付けは甘めだ。
「ポテトサラダ」は、もちろん手作り。マヨネーズが少な目の繊維たっぷりだ。
生ビールを飲み干して、Oさんとボクは、ホッピー白(320円)に。
ナカは、キンミヤ。飲み口スッキリ。
酒肴は、いずれもうまく、ボリュームもある。
値段的には、一人酒場ではないが、仲間とわいわいやるには、いい酒場だ。
ニュー新橋ビルの地下は、小料理屋然とした店が多いなか、「ニューニコニコ」は数少ない大衆居酒屋である。
ちなみに、この1ヶ月後に怪鳥と、この店に入ったが、開口一番、怪鳥は、「ずいぶん高級な店だね」と言った。
中生¥600に煮込み¥600は高級です。駅ビルだから仕方ないよね~。
ポテトサラダ380円はまぁまぁかな。
あれ以来、この店に行っていないのは、心の底で「高い」店に分類しているからかもしれないなぁ。
昨日、「吉のみ」に行ってみたよ。
とにかく、つまみがうまい!