仕事を辞めたのが2021年6月。つまり、2021年の半分は通勤していた。2022年はまる一年、家で仕事をしたが、電車に乗るのは週2回程度。必然的に行動範囲は狭くなったし、出張も減った。宿泊の出張は確か1回だけだったんじゃないだろうか。その結果、地元で飲む機会が多くなった。
2021年までは、地元の酒場の格付けとして、「新潟屋」がトップだったが、今はその序列が崩れた。「新潟屋」は注文が難しいのだ。その「新潟屋」に代わって、飲みに行く機会が増えたのが、「杯一」である。「ホッピー」はあるし、料理もうまい。何よりもコの字カウンターが気にいっている。
2022年は4回お邪魔した。
対抗馬の飲みネートは3軒。
「大統領 本店」と「千住の永見」、そして南浦和の「おすず」。
「大統領」は言わずと知れたアメ横酒場の雄。どういう訳か、アワードの選出はまだない。「千住の永見」も説明は無用だ。2022年、しばらくぶりに訪問できた。「おすず」は酒場というより、食堂なのだが、雰囲気よし、お料理よしのお店。ただ、最近のアワードでは1回しか行ってないお店はアワードに選ばれないというのが不文律となっている。
「杯一」か「大統領」か、はたまた「永見」か。
相当悩んだが、「大統領」は全ての条件を満たしながらもアウェイ感を感じる時がある。つまり心のどこかで落ち着けない自分がいるのだ。「永見」は半分は仕事。もし一人で行っていたら、印象は変わっていたかもしれない。一方、「杯一」はホーム的な安心感がある。お店のおばちゃんとは会話なしだが、それを補って余りあるものが「杯一」にはある。「キャベ玉」だ。これをいただくために足が向いてしまうのだ。よって、2022年の座飲み部門アワードは「杯一」とした。
一方、立ち飲み部門は相変わらずの無風である。
連覇を続ける無敵の「宗屋」。今年は4回お邪魔したが、クオリティは何一つ変わらない。とうとう3連覇を達成した。この店を脅かす立ち飲みを求む!
煮込みオブザイヤー2022は「大統領 本店」のあの煮込み。カウンター目の前にある、あの大鍋の煮込みはマストである。
かつて、「MV一品」という名称で、その年のベストつまみを選出してきたが、2022年からは名称を「中華さすらひ」と統一にして、最高つまみ料理(MIC=Most Izakaya Cuisine)とした。そのMICは「杯一」の「キャベ玉」、「宗屋」の「レバ生」同時受賞。唯一無二!そしてともに2冠達成!
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