11月4日の早朝、わたしは荒川河川敷のグラウンドに立っていた。
この朝、都内は一番の冷え込みになったという。
だが、7時半を回って肩慣らしのキャッチボールをする頃、わたしはそんなことはすっかり忘れてしまっていた。
そしてこの日、北信越BCリーグの入団テストが調布で行われることも。
昨シーズン、広島カープへの逆指名も叶わず、プロ野球入りする夢を断たれたわたしは、今季の目標に独立リーグへの入団を定めて草野球チームで戦ってきた。
独立リーグの草分け的な存在である四国アイランドリーグは年齢制限があるために入団する可能性が極めて少なかったが、今季から立ち上がった北信越BCリーグは年齢制限がないようで、わたしは今秋の入団テストを受験することを最大の目標に置いていたのだ。
だが、今季のわたしは随分と体力の衰えに悩まされた。
春先こそ、快打を飛ばしたが、記録的な暑さとなった夏場から安打すら出なくなった。
左膝靱帯の損傷から、夏場は死球を受けた右膝裏側の故障など怪我も重なった。
開幕こそ打順は3番だったが、次の試合からは4番に固定、だが、満足いく打撃にはほど遠くチームにも迷惑をかけたことは否めない。
結果として、わたしのモチベーションは著しく低下していたというのが正直な気持ちだ。
さて、そんなところに北信越BCリーグの入団テストを思い出し、早速同リーグのホームページで確認しようとモニタを見てびっくり。
テストの申請書の締め切りがその日必着となっているではないか。
時刻は既に21時を回っている。
直接、リーグ事務局に届けることも物理的には無理だ。
だが、1年間目標としてきたものが脆くも崩れ去り、奈落の底にわたしが突き落とされたか、と言えば実はそうではなかった。
じつはわたしの気持ちにあったのは少しの安堵であったのだ。
それほど、わたしのモチベーションは萎えていたのかもしれない。
度重なる怪我を言い訳にはしたくない。
来年の1月で37歳になる、その年齢を体のいいイクスキューズにするつもりもない。
わたしより年上の選手がプロ野球の1線で未だ活躍しているし、そればかりかメジャーリーグには、そうした選手はごまんといる。
何よりも、野球が好きで、未だ挑戦を続けている選手がたくさんいる。
野茂英雄投手はベネズエラで。
広島カープを昨年退団した天野浩一投手は今季四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズに入団。独立リーグの頂点に立った。
弱音を吐くのは簡単だ。
挑戦を続けていくことは、決してカッコいいことばかりではないし、困難さえ立ちはだかる。
わたしは端から見ても本当のおっさんになった。けれども、飽くなき挑み続ける心は持ち続けていたい。
この日の練習は塁間のボール回し、トスバッティングにフリー打撃、そして内外野の連携を含めた守備練習を行った。
脚力は衰えたが、まだまだ内外野両方守れる自信はある。クレバーなプレーで体力を補えればまだまだ若い奴らには負けない。打撃も調子が戻ってきた。腰の回転がきいてないから飛距離は伸びなかったが、河川敷の遊歩道手前の土手にあと1mのライナーを打ち込んだ。少しずつ調子は戻っていると思う。
来季の独立リーグの入団の目標はなくなった。
今はただ今季の残り試合を全力で戦うだけである。
この朝、都内は一番の冷え込みになったという。
だが、7時半を回って肩慣らしのキャッチボールをする頃、わたしはそんなことはすっかり忘れてしまっていた。
そしてこの日、北信越BCリーグの入団テストが調布で行われることも。
昨シーズン、広島カープへの逆指名も叶わず、プロ野球入りする夢を断たれたわたしは、今季の目標に独立リーグへの入団を定めて草野球チームで戦ってきた。
独立リーグの草分け的な存在である四国アイランドリーグは年齢制限があるために入団する可能性が極めて少なかったが、今季から立ち上がった北信越BCリーグは年齢制限がないようで、わたしは今秋の入団テストを受験することを最大の目標に置いていたのだ。
だが、今季のわたしは随分と体力の衰えに悩まされた。
春先こそ、快打を飛ばしたが、記録的な暑さとなった夏場から安打すら出なくなった。
左膝靱帯の損傷から、夏場は死球を受けた右膝裏側の故障など怪我も重なった。
開幕こそ打順は3番だったが、次の試合からは4番に固定、だが、満足いく打撃にはほど遠くチームにも迷惑をかけたことは否めない。
結果として、わたしのモチベーションは著しく低下していたというのが正直な気持ちだ。
さて、そんなところに北信越BCリーグの入団テストを思い出し、早速同リーグのホームページで確認しようとモニタを見てびっくり。
テストの申請書の締め切りがその日必着となっているではないか。
時刻は既に21時を回っている。
直接、リーグ事務局に届けることも物理的には無理だ。
だが、1年間目標としてきたものが脆くも崩れ去り、奈落の底にわたしが突き落とされたか、と言えば実はそうではなかった。
じつはわたしの気持ちにあったのは少しの安堵であったのだ。
それほど、わたしのモチベーションは萎えていたのかもしれない。
度重なる怪我を言い訳にはしたくない。
来年の1月で37歳になる、その年齢を体のいいイクスキューズにするつもりもない。
わたしより年上の選手がプロ野球の1線で未だ活躍しているし、そればかりかメジャーリーグには、そうした選手はごまんといる。
何よりも、野球が好きで、未だ挑戦を続けている選手がたくさんいる。
野茂英雄投手はベネズエラで。
広島カープを昨年退団した天野浩一投手は今季四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズに入団。独立リーグの頂点に立った。
弱音を吐くのは簡単だ。
挑戦を続けていくことは、決してカッコいいことばかりではないし、困難さえ立ちはだかる。
わたしは端から見ても本当のおっさんになった。けれども、飽くなき挑み続ける心は持ち続けていたい。
この日の練習は塁間のボール回し、トスバッティングにフリー打撃、そして内外野の連携を含めた守備練習を行った。
脚力は衰えたが、まだまだ内外野両方守れる自信はある。クレバーなプレーで体力を補えればまだまだ若い奴らには負けない。打撃も調子が戻ってきた。腰の回転がきいてないから飛距離は伸びなかったが、河川敷の遊歩道手前の土手にあと1mのライナーを打ち込んだ。少しずつ調子は戻っていると思う。
来季の独立リーグの入団の目標はなくなった。
今はただ今季の残り試合を全力で戦うだけである。
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