お店のマスターは、店の片隅にいたサークルの一団らしき若者と話をしていた。どうやら、大会でそのサークルは敗退してしまい、マスターが励ましているように見受けられた。マスターは自分の孫ほども歳が違う学生らに、エールを送り続けた。感動したのは、マスターが、そのサークルの顧問を知っていることだった。恐らく、その顧問も若いはずだ。どう考えても、マスターとは年齢差もあるだろう。ひとつ考えられるのは、慶大の先輩が後輩に連綿とバトンを繋いで、今があるのかもしれない。それってものすごいことだ。 . . . 本文を読む
つまみは、「チーズのしょうゆ漬け」。もしかしたら正式名称は違うかもしれないが、でもこれ、最近の立ち飲み屋で、よく見かけるメニューで、見事にうまい。チーズとしょうゆの一見ミスマッチ的なコラボ。けれど、これが本当にクセになる。「チーズのしょうゆ漬け」を最初に経験したのが、「hook」だった。 . . . 本文を読む
彼が淹れてくれたチャイは、町中で売っている、それよりも、やや渋みがあったし、チャイ独特のこってり感はなかった。ボクは、甘ったるいチャイ屋のチャイも好きだったが、さらさらの家庭の味も悪くはないと思った。
「おいしい」。
そう言うと、彼は笑顔になった。
もう一度、チャイを口に含み、味わいながら飲んでみた。どうやら、毒は盛られてないようだ。
リラックスするうちに、わたしは打ち解けてきて、彼との話 . . . 本文を読む
3月18日(日)かみさんの味噌汁
おはようございます。
今日は、原稿を書かせてもらっている、旅のサイトの「トリップノート」の取材で、大回り乗車にチャレンジしようと思っていました。JRのルールで、大回りしても料金は同一というものです。例えば、山手線で隣の駅に行くのに、内回りで行っても、外回りでも140円でOKです。ボクが計画していたのは、最寄り駅を出発し、神奈川、都下、埼玉、群馬、栃木、茨城 . . . 本文を読む
人のよさそうな女将が出てきて、ピンときた。H部さんは、この女将を見込んで、この店に通うようになったのだろうと。さすがH部さん。女将を基準に酒場を選ぶ、その姿勢。この視点はボクにはない。 . . . 本文を読む
3月17日(土)ゆいさんの珈琲(小樽市手宮)のマンデリン/ヴィ・ド・フランス(文京区茗荷谷)のバタールでバインミー
おはようございます。
世間は景気がよくなっているのでしょうか。
JR御徒町駅のガード下が、にわかに賑やかになってきました。立ち飲みの「市場」が閉店した後、長らく空き家になっていた店舗に、中華系の居酒屋がオープンしました。店の前を通ると、八角のいい香りがしてきて、つい店に入り . . . 本文を読む
昭和50年を経て、昭和も60年に差し掛かったとき、最も日本で熱い街は、筑波だったかもしれない。そう、コスモ星丸である。もちろん、ボクも友人らと行った。筑波駅から、連結バスに乗って。もし今、この「筑波」店内にコスモ星丸がいたら、ボクらは大騒ぎになったことだろう。筑波万博の懐かしのグッズやらとか。 . . . 本文を読む