雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

最近ポチッた二つの小物

2013年12月08日 | 機材
ちょっと前になりますが、冷却デジカメの結露対策で材料を購入した時
ついポチッてしまった二つの小物があります。

一つ目は、R200SS用のバーティノフマスク
これはほんとに素晴らしい発明だと思います。
天体写真では正確なピント位置がわかりにくく、
画像処理の段階ではじめてピンボケがわかる、という事が多々ありました。
価格も高かったためボール紙で自作しましたが、
それでもピンボケが大幅に減りました。
久しぶりに天文機材販売店のHPを見たところ、ずいぶん安くなっていたので
思わず注文してしまいました。
左側が今回購入した”高精度”といわれる金属性もの。 右はこれまで使っていた自作品。

下の画像は先月24日夜、ステファンの五つ子撮影の前にピント確認用に撮影したものです。
R200SS+バーダーMPCCⅢ+Canon1.4X(合成f=1120mm)での撮影
それぞれ左側が購入したもの、右側が自作のマスクによるパターンです。
購入したものは4本も光条があり、どうなったらピントがあっているのか、
説明書も付いていなかったためよくわかりません。
たぶん、4本が対称になった状態だと推測できるのですが、
ピント調整してもなぜか2本が平行になってしまいます。
(価格の安いプラスチックの普及版の方で良かったかも・・)

二つ目の小物は、星景写真などで良く使われているソフトフィルタ
わたしが購入したのは以下の製品です。
これはタイマーセットでR200SSまたは望遠レンズで撮影中に、
別のカメラで星野写真や撮影風景を撮るために購入しました。
むろんフィルター無しでも撮影できるのですが、
特に広角レンズ撮影の場合、星が小さく写り過ぎて
インパクトに欠けるのです。(レンズ性能が良いほど)
2013/12/04 TAMRONZoom17-50mmF2.8(f=17mmF3.5) 30秒 固定撮影 ISO400 KissX2(ノーマル)
わずか30秒露光のため違いがわかりにくいのですが、
右側がソフトフィルタを着けて撮った画像です。
( 右下の蛍光灯付近を見るとちがいがよくわかります。)
次の画像はフィルタ装着で同じ夜に撮った3分露光の冬の大三角形です。
2013/12/05am TAMRONZoom17-50mmF2.8(f=22mmF3.2) 3分×2枚 ToastPro ISO1600 Cooled60D(冷却オフ)
星のにじみが大きいですが、薄雲通過とレンズの曇りのためもあり、
ソフトフィルタ自体の効果がわかりにくくなっています。

雲の切れた時に撮った 上って来た北斗七星です。
2013/12/05am TAMRONZoom17-50mmF2.8(f=22mmF3.2) 3分×6枚 ToastPro ISO1600 Cooled60D(冷却オフ)
カブリはありますが、ほぼフィルタの特性が出ているものと思われます。
当初はソフトフィルタにより細部の情報が失われるものと考えていましたが、
上の画像の枠内を等倍まで拡大すると・・
意外にも細部まで描写されている事がわかりました。

これは、使える!

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雪国の冬でも、たまに雲が切れて星が見える事があります。
コンパクト赤道儀にちょこっと載せて広角系ズームで星空を撮る。
ソフトフィルタはそんな時にも必需品になりそうです。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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