雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

屋根にかかる五角形(ぎょしゃ座)

2013年12月20日 | 天体写真(流星群・星野写真)
13日amに撮った4画像目になります。
おおいぬ座を撮り終えた後、ぎょしゃ座の五角形を狙ったのですが
既に西に傾き、5分露光・6枚目には隣家の屋根にかかってしまいました。
撮影できた8枚の画像のうち4枚に屋根の一部が、他の画像にも電線が写っています。

今回余計な屋根および電線の残像を減らすため、
何通りかのコンポジット方法を試してみました。
いずれも、屋根が大きく入り込んだ最後の画像を除いて7枚を使用しています。
コンポジットはステライメージ7を使用し、レベル調整だけを行ったものです。
) 7枚 加算平均 コンポジット
予想通りの結果ですが、電線はわからなくなりましたが、屋根が目立っています。

) 7枚 加算平均(σクリッピング) コンポジット(しきい値=1)
屋根の写った画像が少ない事から、σクリッピングで消えるかと思ったのですが・・
目立たなくは、なっているのですが、屋根の輪郭がまだかすかに見えています。
そこで次なる手を。
同じσクリッピングなのですが、屋根の写っている画像をより孤立化させるため
2つに分割してコンポジットしました。
第一グループは 1・3・5・7枚目の4枚。
第二グループは2・4・6枚目の3枚を、それぞれσクリッピングでコンポジットします。
つぎにコンポジットできた2枚を単純に加算平均してみました。
) 4枚+3枚 2段階 加算平均(σクリッピング) コンポジット(しきい値=1)
レベル調整しただけの画像では、ほとんど屋根も消えてくれました。
(注1)屋根の写っていない画像も1枚おきとしたのは、電線を消すためです。
(注2)4枚と3枚に分けたのは、使える画像が7枚しかなく、3枚と3枚よりはベターのため。

ということで、3番目の方法でコンポジットしたものを画像処理しました。
( 大きな画像で掲載するため、縦位置に変更してあります。)
撮影DATA: 2013/12/13am 03:46’~ TAMRON Zoom17-50mmF2.8(f=48mmF4.0)
露出 5分×7枚  ISO 1600 Kenko PRO SOFTON-A(W)+LPS-P2FIL Cooled 60D (気温+1℃ 冷却オフ)
TOASTPro ノータッチガイド ステライメージ7
ひときわ明るい星はαAurカペラです。
五角形の内側、右下にほんのり赤く、勾玉星雲(IC405)が写っています。
NFD300mmF4 2011/10/29 5分×8+11/27 5分×16 KissDX(SEO-SP2)

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もう晴れてくれませんね。
長い冬の間どうやってブログを維持しようか・・

雲上くもがみ
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コメント (2)
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