雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

2段階露光でもいけた球状星団 M5(へび座)

2014年05月02日 | 天体写真(星雲・星団)
25日am1時過ぎ、この夜のメイン対象だったM100銀河の高度が下がり、
電線にかかりそうになったため撮影終了。
月の出が2時20分頃のため、比較的短時間で撮れるものという事で
南中過ぎのM5球状星団を撮る事にしました。
これまで球状星団の撮影は明るい中心部がとんでしまわないよう、
多段階露光をおこなっていましたが、今回は10分と1分の2段階だけ。

M5 球状星団 (へび座)
撮影DATA: 2014/ 4/25am 01:36’~ VixenR200SS(バーダーMPCC)+Canon1.4X(合成f=1,120mm F5.6
露出 10分、1分×各6枚コンポジット Cooled 60D (気温7℃ 冷却-9℃) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

2段階といっても10倍の露光時間差があり、乱暴にも思えますが・・
これでも従来のコンポジット方法では明るい中心部がとんでしまいます。
いつもなら、こんなもんだろうで妥協するのですが、たまたまミッチーさん
見事な球状星団の処理画像を掲載。
処理方法についても簡単に記載されていたのですが、残念ながらPhotoshopを持っていないため
ステライメージでなんとかならないか試行錯誤した結果
比較的簡単な処理で効果が出ました。
方法というのは、10分露光をコンポジットしたものだけに
「デジタル現像」をかけて、高輝度部分を圧縮する。
それを1分露光をコンポジットしたものとコンポジットするというもの。
以降は通常の画像処理手順を行う。
(その中にはもう一度「デジタル現像」処理も含まれる。)

ただしこの方法で明るい星の色と淡い星雲を両立させるというのは
無理かと思います。
輝度の差があるといっても球状星団は所詮”星”だけの集まりですから

月が昇って撤収するころには我が家の上には夏の大三角形が

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星像のするどさが足りないのは光軸がずれて
いるせいではないか?ということで
ポチったものが届きました。
これについては次回の記事で報告予定です。

雲上くもがみ
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コメント (4)
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