雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

娘が書いた講演会レポート

2014年08月16日 | 天体写真よろず話
昨晩(15日)あいにくの空模様の中「上越清里 星のふるさと館」で私の講演会がありました。
8月13日から3日間 『上越清里スターフェスティバル』の最終日の行事になります。
雷雨にでもなりかねない雲予報となっていました

もうこの歳になって緊張することもないだろうと思っていたのですが・・
客観的に報告する事が難しい状況でしたので、以下 誰も来てくれないのではと、
一緒に行ってもらった末娘のレポートで報告いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・

初めまして、雲上の娘です。
普段から父にブログを見るように(そしてイイネ!を押すように)再三言われつつも
ちっとも見ずにいる私ですが、本日は「星のふるさと館」での講演会をサクラとして聞きに行くことになりましたので、
せっかくなのでレポートを記したいと思います。

講演会当日、あいにくのどんよりとした空模様の中を上越清里へ向かいます。
星のふるさと館の付近はあいにく濃霧に覆われており、非常に視界が悪いです。
こういうところに日ごろの行いの悪さが出るのでしょうか。(誰の行いのこと?・・雲上)

さて、今回会場として使わせていただくのは、なんとプラネタリウムの中!
講演会終了後には、私の大好きなプラネタリウムの番組
「銀河鉄道の夜」も上映されるとの事で、期待が高まります。

開演5分前頃になると、ちらほらお客さんが。
せいぜい私を含め5人いればいいところだろうと思っていましたが、
なんとご家族連れも含めて15人ほどの方が来てくださいました!
まさかの予想を裏切る大盛況の中で、講演会が開演となりました。

こちらは星のふるさと館のHOSOYAさん。
講演の前にご紹介をいただきましたが、父は3年間の付き合いがありながら、
名前の読みまでは覚えていただいていなかったことがここで明らかになりました。
(そういえば私もHOSOYAさんの名前までは・・雲上)

名前のまちがいを修正するタイミングがないまま講演がスタートします

緊張のためか、始めはぎこちないしゃべり。聞いているみんなもハラハラします。
(アドリブも入れなきゃと考えたのが間違いだった・・雲上)
しかしパワーポイントにも助けられ、次第に話もスムーズに。
前半は、機材の進歩や我が家での撮影方法などについての話が中心です。

呆れる母を尻目に集められた各種の機材。私には何に使うものかさっぱり分かりません。
もちろんここに出ているものは「今使用している機材」のみですから、
新しい物が好きな父がここにたどり着くまでにどれほどの出費を繰り返して
きたかと思うと胸が痛みます。(最近はそんなに衝動買いはしてないけど・・雲上)

続いて話は、すばる望遠鏡と我が家の望遠鏡を比べてみよう!というテーマに。

我が家の望遠鏡ではぼんやりとしか映らない銀河も、すばる望遠鏡にかかれば色鮮やかにくっきり美しく。
圧倒的な技術と性能の差を思い知らされます。

( 長くなるので画像は省略 )


こちらはハッブル宇宙望遠鏡。わし星雲は我が家の望遠鏡では全体像をとらえるのがやっとですが、
ハッブル宇宙望遠鏡ならそこでどのような現象が起こっているのかまで鮮明に写しだす事ができるのです!

7000光年離れた宇宙での映像だなんて信じられませんね!さすが宇宙の天文台と呼ばれるだけあります!

天体写真にはあまり興味のない私ですが、
今回の講演会で、すばるとハッブル宇宙望遠鏡の撮影した写真を見る事で、
いかに宇宙が広大で、かつダイナミックな現象の起こっている世界なのかということを実感する事ができました。
今後も、すばるとハッブル宇宙望遠鏡がもたらしてくれる素晴らしい宇宙の映像を楽しみにしています。
(ここは父さんの撮った写真をほめるべきところでは・・雲上)

さて、10分ほど予定時間を越えたところでようやく講演会は終了いたしました。
いよいよここからが本日のメイン、プラネタリウムの時間です。待ってました!(おいおい・・雲上)

(クリックで番組ホームページにリンクします。)

このプラネタリウムの番組「銀河鉄道の夜」は、みなさんおなじみの宮沢賢治の小説を
もとにして作られた作品です。もともと宮沢賢治という作家は、非常に美しく繊細な言語表現を持った作家であり、
特にこの「銀河鉄道の夜」における幻想的な風景の描写は圧倒的と言ってもいいほど。
物語自体はやや難解ではありますが、それでも無数の人々をとりこにしてやまない「美」がそこにはあります。
だからこそ、この「銀河鉄道の夜」の映像化というのは、ファンにとっては原作のイメージを
壊しかねないものとして警戒されがちなわけですが……
 
( あまりに長いので途中 大幅に割愛 )

さて、3回目の「銀河鉄道の夜」鑑賞も大変素晴らしいものでした。
この番組も見られる場所が限られていますから
(初めてのときはわざわざこれを見るために東京の府中まで行ったのです)、
この星のふるさと館で見る事ができたのは本当にうれしい事でした。
夏休み中は引き続き上映が行われるようですから、お近くにお住まいの皆様は
ぜひ足をお運びになってはいかがでしょうか?
(ふぅっ 長かった。・・雲上)

以上 娘の講演会レポートでした。

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記事からおわかりのように、娘は星の観望会が中止になれば、
代わりに「銀河鉄道の夜」が見れるという事で来てくれました。
(星の観望会を楽しみにしていた皆さんすみません。)
帰りは雨と一寸先も見えないような濃霧で運転が大変でした。
そんな中、山の上までおいでくださって本当にありがとうございました。

雲上くもがみ
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コメント (19)
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