雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

雲間のジャック彗星(やっと8月初ショットだったのですが・・)

2014年08月29日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
昨夜(28日)も雲予報では期待できないものだったのですが、
北の空で雲の切れ間があり、短時間の固定撮影でもいいからとカメラと三脚を設置しました。
その後雲の切れ間が広がってきたことから急遽赤道儀を持ち出し、
300㎜望遠レンズで短時間のノータッチガイドで撮影する事にしました。
( 中央付近の雲の切れ間に見えているのは北極星 )
前に撮影できたのは先月28日ですから、まる1か月のご無沙汰です。
何でもいいから撮れればという心境だったのですが、
比較的雲が少なかったケフェウス座付近を移動中のジャック彗星を1分露光で狙う事に。

下の画像はちょうど雲が切れて撮影中のおりおんショットです。
撮影DATA: 2014/ 8/28 TAMRON Zoom (f=17㎜ F2.8) 露出 30秒×4枚コンポジット  ISO 1600  Canon kissDX (SEO-SP2) LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 ノータッチガイド ステライメージ7

なんで、撮影中のおりおんショット画像がこんなにでかい表示なの? と思われた方。
実は300㎜望遠レンズでも撮影できたのですが・・
1ヶ月ぶりの撮影で大きなミスをしてしまいました。
今回はCooled60Dを冷却なしで使用したのですが、先日の地元の祭り『謙信公祭』の撮影で
JPEGモードに変更したことをすっかり忘れていました。
ご丁寧にダークファイルまで撮影して、気が付いたのは雲が増えて撤収したあとでした。

画像処理のためにはRAWモードが必須であることが良くわかりました。
(皮肉な事におりおんショットはRAWモードでの撮影でした)

JPEGモードで撮影したジャック彗星です。
( 恒星位置を基準にコンポジット  上が北 )
撮影DATA: 2014/ 8/28 22:08~ Canon NFD300㎜F2.8 (手製絞り F) 露出 1分×16枚コンポジット 
ISO 1600  Cooled 60D (冷却オフ)   LPS-P2FIL EM-200USD赤道儀 ノータッチガイド ステライメージ7 *JPEGモードで撮影
( 望遠レンズなのに、わずか20分間でこんなに大きく移動している事におどろき )

参考に彗星核位置基準でコンポジットした画像ですが、
薄雲によるにじみのためか下方向にあるはずの尾は良く見えません。
撮影DATA は上と同じ。

結局、一面に雲に覆われるまでの2時間余り撮れただけでも良しとしましょう。

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これはわたしだけじゃないようですが、久しぶりに
撮影すると何かしらポカをやってしまいます。
今回はかなり大きなポカでした。

我が家の ”ヒュンヒュン百合”(学名タカサゴユリ)も最盛期を過ぎましたが、
一本の茎から14輪もの花をつけたすごいやつが。

雲上くもがみ
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コメント (10)
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