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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
より彼方へ 天体アルバム[太陽系](講演会資料その5)
2014年08月31日
|
天体写真よろず話
週間予報では9月に入ると天気が回復しそうです。
撮影臨戦態勢に入る前にブログ上での講演会報告を終わらせたいと思います。
今日からは最後のテーマを3回に分けて掲載いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それでは最後に これまでわたしが撮りだめた写真をご覧ください。
わたしは惑星の写真はほとんど撮っていないのですが、最初は身近な太陽系からスタートします。
( 画像クリックで拡大表示できます )
これはだいたい今この時間
(講演会時点)
の
地球
の姿です。残念ながらこれは、ライブ中継の画像ではありません。
Mitaka
という国立天文台で提供している無料ソフトの画像です。
それでは、この地球からスタートして、距離の近い順にこれまでに撮影した写真を見ていきます。
まずは・・
この
満
月
の写真は去年の「中秋の名月」 9月19日に撮影したものです。
何枚もつなぎ合わせて、できるだけ細部まで見えるように画像処理してありますが、
クレーターを見るには、正面から太陽の光があたる満月は適していません。
これは満月を過ぎて、まもなく「下弦の月」と呼ばれる半月になる前の月です。
真横から光が当たっているため、できた影によりクレターが良くわかります。
北側は“海“と呼ばれる平坦な地形が目立ちます。
( 北(上)から 南(下)にパンニング )
それに比べて南側は、クレータに埋め尽くされています。
地球の唯一の衛星 月をはなれ、次に地球に近いのは・・
地球の内側をまわる
金星
になります。
この写真は金星が太陽の前面を通過しているところで2012年(2年前の)6月6日に自宅の玄関前で撮影しました。
21世紀にはもう見る事ができない珍しい現象です。
金星の次に地球に近いのは外側を回る火星なのですが、ついでに
太陽
の紹介を先にしますと・・
距離は約1億5千万kmと、覚えやすそうですが・・
(覚えたからといって日常生活に役立つかどうかは・・別のはなしです。)
火星
です。わたしの望遠鏡では普段は赤い星にしか見えませんが、
たまたま今年4月は火星が接近していて、なんとか地表の模様を写す事ができました。
参考にほぼおなじ地域を写したと思われる
ハッブル宇宙望遠鏡
の画像です。(わずか角度がちがいますが・・)
火星の次に近いのは太陽系で一番内側をまわる水星なのですが、撮った事がないので省略します。
火星の外側には無数の小惑星が回っているのですが、
その外側を巨大なガス惑星
木星
がまわっています。
写真は4年前に撮った古いものですが赤い目玉の大赤斑や、
木星を回るガリレオ衛星の一つが写っています。
木星の更に外側をまわる
土星
です。
今年5月に撮影したものですが、今は輪が大きく開いて見えています。
更にこの外側には天王星や海王星が回っています。
わたしが子供のころ、どってんかいめいで覚えた冥王星は現在は惑星の分類からはずされています。
次回
天体アルバム[銀河系]
に続く
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