雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

出番は来年? バケツレンズもスタンバイ。

2014年12月09日 | 機材
夜空の方は満月過ぎの月があるはずなので、撮影に向いていないのは全国共通ですが、
こちらではその月も湿った雪を落とす厚い雲で見ることができません。
それでも次の新月期に万一晴れた場合のことを考えて、
居心地の良いコタツから出て機材をかまってみました。

まずはヨンニッパ レンズ自称ドラムカンレンズ)に先日作成した露除けフードを装着し、
EM-200赤道儀に搭載してみました。
( 鏡筒バンドの左右バランスをとるため、ウエイト代わりの座金をバンドの反対側に縛りつけました )
できれば143mm(F2.8)の大口径のまま使いたいのですが、
露除けフード装着により125mm(F3.2相当)に絞ったことになります。
この状態で赤道儀への搭載重量はカメラを含めて12kg にもなります。
ガイドスコープの位置が高いのが気になりますがバランスは良好のようです。

どうせならということで、サンニッパ レンズ自称バケツレンズ)も載せ替えてみました。
( レンズ前面の角型のものは以前に作成した露除けフードです。何度も落としてボコボコになっています。)
カメラを付けても前方が重かったため、後部にバランスウエイトを付けました。
レンズの先に大きい箱型フード(F4相当)を付けたため、これでもか!というくらい紙が貼り込んであります。
カメラが露でビッショリ濡れた時も、まったく平気でした。

ところで、ヨンニッパレンズの方はより明るくという事でこれまでの
F4相当の露除けフードの他にF3.2用のフードを追加作成したのですが、
サンニッパはどうするのか? という問題です。

下の画像はサンニッパレンズで撮った「北アメリカ星雲とペリカン星雲」です。
( 上段の画像は開放F2.8 下段F4相当。 右側は中央部の拡大画像 )

( 画像クリックで拡大表示できます )
撮影日時、露光時間に違いはあるのですが、拡大して星像を比較してみると、
開放(F2.8)時とF4に絞った画像に大きな差が認められます。
このレンズはF4に絞ることにより、ヨンニッパより優れた光学性能を
発揮できるのではと、わたしは考えています。

それに比べてヨンニッパの方はF2.8開放時でも星像の劣化は少ないように見えます。
ヨンニッパレンズ 開放(F2.8)で撮影
言い換えると、絞っても変化が少ない事から明るさ優先のフードを
追加作成した。 という事もできます。

いずれにしろ、特にヨンニッパレンズはこれまで使用実績が少なく、
今回の新しい環境でどんな画像を見せてくれるのかは未知数です。

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最悪の場合、先月22日夜に撮った「かに星雲」が今年の撮り収めだった
ということもありですが・・
まずはヨンニッパでスタンバイしておく事とします。

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雲上くもがみ
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コメント (9)
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