雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

撮ってみました2×2モザイク(はくちょう座ガンマ星近郊)

2015年08月17日 | 天体写真(星雲・星団)
15日夜のGPV予報は雲の入り混じるものだったのですが、
夕方の空の様子から晴れる予感がして明るい内から設営しました。
結果はどんどん雲が出て来て 撤収しようか迷ったのですが、
ダラダラと待っていたら1時近くになって雲が切れて星が見えだしました。
もう薄明まで2時間半しかなかったので、何を撮るか迷ったのですが
いつかはやらねば、と考えていた2×2モザイクを試して見る事に。
ステラナビゲータ9で重複15%でモザイクエリア表示
選んだ撮影対象は、南中を過ぎてまだ高度の高いはくちょう座γ星付近
問題は露光時間は10分として、各モザイクカットの撮影枚数をどうするか?
薄明までの時間を計算した結果、自動導入を使えば4枚でかつかつ。
本来なら淡い星雲のあるこの領域なら2時間露光で行きたいところですが、その半分以下で。

自動導入がうまくいった事もあり、計画通り撮影する事ができました。
以下、撮影した順番で4枚を画像処理した各モザイクカットです。
( SE )0:59’~
( 画像クリックで元画像の25%サイズで表示 ) ノートリミング

( NE )1:42’~

( NW )2:24’~

( SW )3:06’~
最後の撮影が完了したのが、3時47分。薄明が始まって20分が経っていました。
ただ画像のコントラストが低いのは薄明よりも、高度が西に低く(約30度)なってしまったためと思われます。

マイクロソフトのmage.omposite.ditorを使ってモザイク結合した画像です。

はくちょう座γ星 近郊 (はくちょう座)
( 画像クリックで元画像の17%サイズで表示 ) 周囲トリミング
( 上が北の方向 )
撮影DATA: 2015/ 8/ 16am 0:59’~ Vixen R200SS+コマコレクタPH(合成f=760mm F3.8) 露出10分×4枚×4モザイク ISO 800
Cooled 60D (気温24℃ 冷却 +1.5℃)  ガイド鏡GS-60S タカハシ EM-200 Temma2M PHD2 ステライメージ7 マイクロソフトI.C.E

普段でも画像は35%程度に縮小して掲載しているのですが、今回は約4枚分の大きさのため更に縮小しています。
こんなに縮小したらモザイクした意味がないのですが、元画像をそのままプリントすればかなり大きく伸ばせそう。
ただプリンターのインク代を考えると、二の足を踏んでしまいます。
もう二晩程度同じエリアを撮って、総露光時間を増やせたら考えることとします。
今回は50%縮小くらいで、モニター上で広大な宇宙空間を楽しんでいます。

最初のモザイク撮影中のおりおんショットです。
撮影時間は1時13分頃。 DATA : TAMRON Zoom(f17mmF2.8) 30Secx5枚 ISO1600 KissDX(SEO-SP2) ToastPro

================================================
次のモザイクカット導入にかかった時間は約2分とわずか。
導入のズレも許容範囲で、うまくつないでくれました。
ただ一晩かけて1タイトルしか撮らなかった訳で、
次に晴れるまで画像のネタが・・

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ