雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

集中できずに飛び石撮影 リベンジ(?) その1

2022年03月18日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
すでにブログ掲載済みではありますが、今年に入って2夜目の撮影となる3月8日夜に
見舞われたトラブルは以下のようなものでした。
(1)ピント合わせのためのバーティノフマスクの光状がブレている光軸ずれか?
(2)ステラショットによる自動ガイドが突然乱れる現象が多発
それでも月が低くなってから うす雲にじゃまされながらも系外銀河2タイトルを撮影できました。

撮影画像からは光軸ズレと思われるようなひどい星像の乱れはなかったのですが、
一日おいた10日の夜も星が見えそうだったので 昼のうちに光軸の検証を行いました。
コンパクトデジカメLUMIXを使った光軸検証

得られた検証用画像です。 ↓
大きな光軸ズレは見られませんでした。

*コンパクトデジカメLUMIXを使った光軸検証方法については、以下の過去記事を参照願います
わたしはこれで光軸調整を極めた(・・と思う)[VC200L編]  (2016/ 4/14)
6日がかりでVC200L光軸調整 (月に一夜の星空を待つ) (2018/12/17)

結局 光軸ずれも確認できないまま10日夜を迎えてしまいました。
この夜の予報は20時から翌朝3時ころまでは雲はなし
というものでしたが、明るくなった上弦の月が1時25分まで沈みません。
時間がもったいなかったので 極軸設定だけ済ませて月の静止画撮影を行いました。

 上弦の月(月齢 7.7)
( 見た目と同じく 上が北になっています )
撮影DATA : 2022/ 3/ 10 20:32’~20:36 Vixen VC200LcanonEF1.4x (合成fl=2,520㎜)
露出 1/25秒 × 16枚 ×2モザイク ISO 200 EOS kiss X2(未改造) タカハシ EM-200 Temma2M 
ステラショット2(導入・撮影) AviStack(コンポジット処理・ウェーブレット処理)

その後 月が沈むのを待ちきれずに21時過ぎからステラショット2の設定を開始。
まず赤道儀の「天頂」設定を終えた後、
天頂に近いふたご座の明るい β星ポルックス を導入して、おそるおそるバーティノフマスクでピント合わせ。
ところがバーティノフマスクの光条はくっきりと ブレはありません。

もしかしたら・・
という予感で、となりの α星カストル を導入してバーティノフマスク画像を撮影したところ・・
右側のカストルはやはり光条がブレていました

すぐにWikipediaで調べたところ、カストルはなんと三重連星で更に3つの星すべてが連星という6重連星との事。
ただ明るいのはそのうちの2つだけでその離角は4秒だそうです。
この結果を予想していた人はおられたのでしょうか?

とりあえず光軸ズレの疑いがはれ、残りは自動ガイドの乱調がどうなったのかですが、

それは次回の記事のお楽しみ(?)という事で。


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ロシア国内向けに平然と嘘をつき続けるプーチン。
プーチン独裁政権を倒すのはロシア国民であってほしい。
世界の未来のためにも、ロシアの未来のためにも。
少しでも早く、世界が憎しみに満たされる前に。

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