雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

月は見せ方が難しい(ミラクルムーン前夜)

2014年11月15日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
冬が近づき、悪天候のせいで今月に入って撮れたのは11月4日のこの月だけ。

ミラクルムーン前夜の月 (月齢11.6)
撮影DATA: 2014/11/ 04 21:29’~ 露出1/125秒×8枚コンポジット×2枚モザイク
VixenVC200L(f=1,800mm F) ISO 200 kissX2 (未改造)
EM-200USD赤道儀 AviStack
彩度を上げたところ、月面の色の違いのようなものが見えてきました。

実は翌日も月は見えていました。
翌日のニュースでは「ミラクルムーン」と呼んで、今年は旧暦の閏(うるう)月が9月となることから
171年ぶりの「(のち)の十三夜」 と紹介されていました。
わたしの方は2日続けて満月近い月を撮ることもあるまいとパスしました。(なんと風情のないこと)

撮影当日もシンチレーション(大気のゆらぎ)がひどければすぐに撤収するつもりでしたが、
カメラのライブヴューで確認したところ良さそうという事で撮影しました。
もともとは欠け際をクローズアップで撮ってみようという事だったのですが、
全体画像はおまけで撮影しました。
最初にVC200Lに2.0xエクステンダーで3カットに分けて計76枚も撮影しています。
8GBのメモリでもAviStackではメモリ不足となるため、事前に2分割して処理しています。
処理済みの欠け際のクローズアップ画像です。
( 元画像の35%に縮小表示 )
撮影DATA: 2014/11/ 04 21:08’~ 露出1/30秒×24枚コンポジット×3枚モザイク
VixenVC200L+ Canon2.0x(合成f=3,600mm F18) *他のデータは全体画像と同じ
全体画像より細部が見えてきましたが、これでも元画像の約1/3のサイズに縮小しています。
元画像の1/2まで拡大すると。

このように月の撮影はモザイクを使って手間をかければ、
細部まで描写された全体画像を作成する事は可能ですが、
それを見るには超大画面モニターか、畳2畳ほどの大きさのプリントアウトが必要です。

わたしの月の撮影において欠かせないソフト AviStack についてはこちらの過去記事参照ねがいます。

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ちょうど2年前の今日、このブログを始めました。
昨夜もあられの降る音が聞こえていたのですが、
朝には冷たい雨に変わっていました。
ブログ始めたばかりの頃は手持ち画像がたくさんあって余裕だったのですが・・

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