法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

『山医者の読みグスリ』

2005年09月25日 22時02分04秒 | 日乗
 9月12日(日)朝日新聞の【惜別】のページは、臨済宗大徳寺最高顧問 立花大亀さん、映画監督 石井輝男さん、作家・医師 見川鯛山さんとのお別れの記事であった。

 お三人の中で、見川さんのことは、名前も知らない方であったが、その記事を見て、すぐ区立図書館に走った。

 区立図書館で借りた『山医者の読みぐすり』の中から、次の一文を【落穂拾い】した。

 「アンタは生まれるまえの自分を憶えているかね。死は生まれるまえの自分になるだけのことさ。だが、天国があると思っていたほうが楽しかろうが」(p104)

 実は、次の火曜日、カウンセリング研究会【くりのみ】で、『正法眼蔵・全機』を読みます。
 人間にとって、「生死」の問題は、一人一人にとって一番重要なことです。
 『正法眼蔵・全機』の中の、重要な一句は「生也全機現 死也全機現」とあります。

 「生」も「死」も、会い難しということでしょうか!

コメント
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