福島県三春の瀧桜を見たのは初めてだった。
TVや写真では、時々目にするけれど中々その実物に出会う機会が無かった。
友人が5回も見に出かけた話を聞くと、尚更見てみたくなり思い切って出かけたのだ。
何故、日本人はそんなに桜に惹かれるのだろう。
そんなことを今更考えることも無いのだけれど…。
やはり花と咲いている時が短く、やるせない無常の美を感じるのだろうか。
観光客のために周囲を整備して、周囲の雰囲気は昔とはまるで違うと思うが、その姿は美しかった。
昨年、枝が折れたニュースを思い出したがそんなことは全然感じさせない。
わたしは新宿御苑で桜や古木に触れてから、樹の精霊(?)って本当にいるのだろうか、体調がイマイチ悪かったのが急に元気になったのだ。
まさか、精霊のせいとは思わないが、しかし古木には精霊が宿るという。
季節は春まっさかり、わたしの細胞も活性化してきたのだろう。
それにしても、三春には3000本もの桜があるという。
この季節、街中が桜色に染まり、薄緑の若葉とあいまった遅い春を今年はたっぷり堪能した。