十日市

2008年12月10日 | おでかけ
今年も、さいたま市の武蔵一ノ宮氷川神社に神事の大湯祭、そして併せて、酉の市である十日市が立った。


               


縁起物の熊手を売る店や、様々な露店が1000店以上立ち並び
暖かいせいか、人出が今までに無いほど多かった。
その上、不景気も関係しているのか、熊手屋さんが盛況だった。




私が子供の頃は、この日は小学校が半日。
給食も無い代わりにパンをいただいた。
そして、子供たちだけでは絶対に行かないようにと注意を受け、帰宅してから親と一緒に行くのだった。

その頃は、お正月の料理を作る乾物や、甘露煮を作るための鯉、佃煮にする為の雑魚を売る店、植木などの露店がほとんどで、否が応でも年の瀬を感じた。
今は、そんな風物詩も無く、田舎の市という趣がすっかり失われているのが残念だ。
まぁ、需要も供給も現代ではそれほど無いと思うし…


                     
               1軒だけ、鯉屋さんが出て鯉の生血を飲ませていた。  きゃぁ!



そして子供の時には、ここにオートバイ乗りや蛇娘などの見世物小屋がたち、それらを見るのが楽しみだった。
絶対インチキと子供心に分かっていても、口上のつかみの上手さで、親に見たいとおねだりをしてしまう。

頭が人間で体が蛇だとか、大いたちを捕獲など。
落ちはそれなりにあるものの、子供心にも口上を聞いただけで惹かれてしまう。
因みに大いたちは、大きな板に血のような赤い色で絵が描いてあったような?
だから大いたち!(おいおい。苦笑)


人ごみが苦手なので、行くのは止めようと思いながら

無いとは分かっていても、忘れていた郷愁がどこかで見つかるような気もして

また今年も出かけてしまった。
コメント (2)
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