渋谷へ行く前に途中下車をして、未だ行ったことの無い『赤坂サカス』に寄ってみた。
TVで観る、イルミネーションも綺麗そうだったし…。
エリアにはTBSの社屋と、それに付随してシアターなどの施設がいくつかある。
しかし、着いてみて驚いた。
何故か、その中にスケートリンクがあるのだ。
そばで見ていた人が、テリー伊藤が2,3日前にここでスケートをして転倒のあげく腰を骨折した、と話していた。
リンクが狭くて、氷がひどく痛んでいた。
大昔に、スケートを得意としていた時期があった。
だからここの氷をみると、エッジをひっかけて転びやすく、危ない気がする。
しかし、店舗などがたくさんある訳ではなく、イルミネーション点灯まで待つ気もなく、早々と切り上げて渋谷に出た。
渋谷のBunkamura、オーチャードホールで小曽根真の“tribute to Oscar Peterson”のクリスマスコンサートがあったのだ。
昨年の12月23日に82年の生涯を閉じたオスカー・ピーターソンを追悼するコンサート。
小曽根真をはじめ、オスカーピーターソンから影響を受けているピアニストは多い。
多分、うちの先生も。
O・ピーターソンは早弾きで、演奏する立場で聴くと超絶技巧過ぎて、なんとなく避けていた。
私も速さの目標数値を決められて、それに向かって練習しているけれど、所詮子供のような手、まして筋力もなし、絶対あの様に弾ける訳がない。
しかしオスカーピーターソンの愛器がベーゼンドルファーなのは有名な話だ。
今回のコンサートで小曽根真が弾くベーゼンドルファーもフルコンサートグランドだった。
鍵盤が88ではなく、97鍵で音域も広い。
そのピアノで、小曽根真が12歳のときに厚生年金会館ホールで初めて聴いたオスカーピーターソンの
CUBANO CHANTで始まった。
ヴォーカルはカナダ人シンガーのディオンヌ・テイラー。
そして2部はいつものビッグバンドのNo Name Horses。
最後はジョンレノンのHappy Christmasの中の歌詞War is over, If you want itを合唱。
アンコールは、Rebornですべてが終わった。
小曽根真のコンサートは行く機会が無く、初めてだったけれど
彼の人柄通りに、観客を大いに楽しませてくれる楽しいコンサートだった。
しかし、折角楽しく素晴らしいコンサートに来たというのに、ノラない人の多いことにも驚いた。
ノラナイというのは、一緒に歌わなかったりと、参加しないのだ…楽しいのか楽しくないのか、単にシャイな日本人なのか?
なんでも楽しんじゃえばよいのにね。
恥ずかしがってなんていないで…
こうして、私のクリスマスは終わった。