またもやお出かけ  名古屋から京都

2009年10月21日 | おでかけ
先週は、またお出かけをしていました。
よく遊ぶと言われそ~だけれど。

名古屋に所用があり、そこまで行くならと、姉と京都まで足を延ばすことにした。
この10月は法事や行事が多く、体力がない私にとっては少々不安があったけれど、姉が安いパック旅行を探してきたので、急遽3日間の旅となった。

安いパックは、帰りの新幹線の時刻は選べるけれど、往きはめちゃ早い出発。
つまり、出発時刻が指定されているのだ。
京都は、まだまだ紅葉や時代祭りには早く、ちょうど中途半端な時期なので安価らしい。

姉にどこを観光するのか決めておいてと頼まれたが、はてさて行きたい所があり過ぎて、なかなか決まらなかった。

とりあえず最初は、色々な意味で気になっていた、滋賀のMIHOミュージアムへ。
滋賀といえば、焼き物が趣味の私としては、何といっても信楽が最初に思い浮かぶけれど、今回は美術館ということで。

そこで、宋の時代の曜変油滴天目が見られるかと思っていたら、今回は展示が無いという事でがっかり。

宗教法人が、熱海のMOA美術館のように、MIHO美術館をもっているのは有名な話だ。
しかも内外の高価な美術品を集めるだけの財力が備わっているのには、いつも驚いてしまう。

 

まぁ、それはそれとして、山の中に忽然と建物が現れるのには驚かされた。

                  

設計は、ルーブルのガラス張りのピラミッドを設計した、中国人のI・M・ペイ氏。
設計料も半端な額ではないだろうし・・・。

実は今回、美術館のある滋賀県甲賀市の正しい読みが「こうがし」ではなく、「こうかし」ということを初めて知ったのだ。
道路の標識も「こうかし」となっていた。
甲賀の忍者から「こうが」と呼んでしまいがちだが、正しくは「こうか」だったとは…。
知らなかった。


翌日は京都見学。
途中から、姪もやってきた。

アメリカの日本庭園専門誌で、毎年庭園日本一が決定されるのだが、そのなかで今回も4位あたりに位置しているのが、京都の南禅寺近くの大正の元老であった山縣有朋の別邸の「無鄰菴」。

因みに、1位は毎年島根の 足立美術館。
ここは是非訪ねてみたい美術館のひとつ。


           

この別邸を建てたときに、隣家が無かった閑静な場所だったので「無鄰菴」という名前がついたとか。



去年も南禅寺に来た時には、すごく近くにそういう場所があるのさえ知らなかった。

                      

山縣有朋が設計し、庭園が明治時代の名園として国の名勝に指定されている。

まだまだ、京都は奥深い。



そんなかつては閑静だったと言う近くで、妙な看板を見つけました。

まさに、VOWネタのような…



子供たちよ!
負けるな!
がんばれ!
世界は謎に満ちている!  と書いてある。

この髑髏は、この土地に入り込んではいけないということを訴えているのか
看板は謎に満ちていて、全然わかりませ~ん。



今年は、天台宗 青蓮院で国宝の青不動明王がご開帳され、更に夜のライトアップがあるというので、夕食後に出かけた。

その日の夕食は、京都を訪れるといつも伺う、京町家を再生したという、フレンチをお座敷で箸で戴くfrench o・mo・ya東洞院店で。



               

信楽のモダンな食器に、目も楽しめる鮮やかなお料理が次々とタイミングよくサーブされ、丁寧で繊細な味は、コストパフォーマンスが高いのは確か

                           

食後にタクシーを呼んでいただき、青蓮院へ出かけた。



青蓮院は、親鸞聖人御手植といわれるクスノキの大木に囲まれていた。
その大木もライトアップされ…しかしライトアップって何故か興奮する。
何故でしょう?

               

遠くの竹やぶが薄ぼんやりと光を浴び、まさに幽玄の世界そのもの。



                      



翌日は、姪はほとんど京都を知らないので、知恩院から祇園へ。



京都は、季節によってまったく趣が変わるのも興味深い。
知恩院を訪ねるのも何年ぶりなのか。
結局、私は屋根裏の「忘れ傘」しか覚えていなかった。



現在は、14年に亘るという保存修理の大工事の真っ最中だった。




                       

                     方丈庭園から、京都の街が臨めた。


  祇園


しかし、社寺見学は知らないうちに長距離を歩いてしまうので、3日目はやはり何となく疲れてしまった。
予定としては、東福寺から泉涌寺へ行く予定であったけれど。

結局は買い物ということで、お店を出たり入ったり。
気が付けばお土産だらけ。
そして、姪が言ったことのないという、京の台所の錦市場へ。



ランチは姉がとても気に入っている、やはり町家のフレンチ french o・mo・yaの錦小路店へ。
こちらは、ご飯とお漬物が出るのもお気に入り。



                      

                               

姪は外国の方と結婚する予定なので、錦市場やあちこちで日本的な和物の雑貨や布を、あれやこれや買い込んでいた。

しかし、錦市場でのマツタケ屋さんのマツタケ価格にはびっくり!
五万円かと思ったら、前に拾がついていたり、私が買うようなカナダ産、アメリカ産のマツタケ価格とは大違い(笑)
お店に入ると、マツタケの香りが…
私は、日本のマツタケの味はとっくに忘れた。
なので、せめてもとマツタケのエッセンスを買った(苦笑)

今回の旅は、何だか食べてばかりだったような。
姪がにしん蕎麦を食べたことが無いと言うので、にしん蕎麦やら、いろいろ…

そして美術館では、信者さんが作っているという無農薬野菜のランチや甘味。
それも、なかなか美味しかった。

今日もなんとなくウェストがきつい、それが今回の私の旅のお土産だった。
コメント
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