人間観察

2010年08月11日 | 気になる
レッスンに向かう電車内に、仲の良い兄妹が前に座った。

いつもの人間観察。

お母さんと3人でお出かけの様子。
低学年らしきお兄ちゃんは、妹が可愛くて仕方がないらしくいろいろお話をしたりして楽しそう。
ちょっとふざけてしまったら、お兄ちゃんの傘が床に倒れた。
するとお母さんはいきなり、手を伸ばして妹越しに男の子の腕の辺りを叩いた。
腕とはいえ、パチッと結構な音が車内に響いた。
お兄ちゃんの表情が硬くなり、お母さんは何も無かったように、シートに座っている。

それを見て、母親は日常的に子供を叩いているのだと思った。
子供への体罰は、昔から賛否両論あった。
子供だって話せば、注意すれば理解できるはずだと思うけれど。
叩いたほうが早いし、効果的?

パチッと言う音で、前にいる私の身がすくんだ。

…と、キレイごとを言っている私だけれど、子供が幼い時に危険行為をした時は私も叩いたことはある。

子供が大きくなり、話せば分かるはずとある時くどくどと喋っていたら、私のテンションが上がり、どうやら声が大きくなったらしい。

すると、当時小学生だった息子がいきなり窓を閉めだした。
「どうして窓を閉めるの」と、聞けば
「隣近所に、その文句を言う声が聞こえてみっとも無いよ」と、言われてしまった(笑)

親子を眺めていて、昔のことを思い出した。
しかし子供を、まして人間を叱るのは、本当に難しい。


コメント (2)
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