STARTING  OVER

2010年09月15日 | diary
さいたまスーパーアリーナに「ジョン・レノン・ミュージアム 」がある。

オノ・ヨーコ所有のジョン・レノンゆかりの品々を展示した世界で唯一の常設ミュージアムだった。
ジョン・レノンの誕生日にオープンして、今年で10年目を迎えた。
最初は5年という契約だったが、ファンの要望で10年になったとか。
ところが、さいたまスーパーアリーナも10周年を迎える今年、この9月末でミュージアムが閉館されることになった。


      
      


オノ・ヨーコとのライセンス契約も切れるらしいが、最近は集客も少ないようだ。
犬と散歩をしながら前を通っても、ミュージアムに出入りする人はほとんど見かけない。
結局、この10年目という節目に、閉館を決めたのかもしれない。
オープン当時は、これまたジョンゆかりの軽井沢万平ホテルのレストランもあり、そこで結婚式をあげる人もいたのに…。



今やビートルズ、ジョン・レノンは遠くになりにけり。。。なのかしら?



私はビートルズを聴きながら、未来を夢見た世代。
閉館するのなら、再び訪ねてみましょうとレッスンの帰りに寄ってみた。


      


入り口にオノ・ヨーコのメッセージが設けられていた。
 
 ジョン・レノンは世界中をめぐる運命を持っていました。彼の魂は動くことによって継続していたのです。動かないと死んでしまう。ジョンの精神が宿るミュージアムも動かないとミュージアムではなく、お墓になってしまう。ジョンにはお墓はないのです。彼が息を引き取ったとき、私は「ジョンの葬儀は行いません」と世界に向けて言いました。それは、ジョンの魂が永遠に生き続けることを知っていたからです。
 ジョンの魂は、10年を節目にしてここからも離れて行きます--次の旅を見つめながら… 。


なるほど、だから「ジョンとヨーコ 新たなる出発 “STARTING OVER”」なのね。
私が仕切りなおしや再出発をする時に、このSTARTING OVERがどこからか聴こえてきそうな気がする。


10月から、少しばかり硬い表情のジョンの顔に、散歩の時に会えなくなると思うと、少しばかり寂しい。


      


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またもコンサートへ ♪

2010年09月12日 | diary
このところ、コンサートづいているが、またも姪の出身音大同窓会支部の第20回記念コンサートを聴きに、リリアの音楽ホールへ。
姉も同じ同窓。
その姉の親友がかつて地区の代表で、毎年精力的にこのサロンコンサートを続けてきた。
突然に病を得て亡くなってからも、かわらずに後進の方がコンサートを引き継いでいる。
姉の親友の妹さんにも何十年ぶりかで、お会いすることができた。
コンサートといっても、取りあえずは勉強会という名目らしいが。
20回目ということで、今回は2台のピアノ、パイプオルガン、アンサンブルと大掛かりなプログラムになっていた。

姪はヴァイオリン。
今回の曲はとても難曲だとかで、リハーサルのほうが上手く弾けたと後にぼやいていたが、素人にはどこがまずかったのか全然わからない。
多分、先日のコンサートの私のピアノもそうかも(笑)
本人だけが気になる世界。
止まったり、勿論弾き直し無しで、上手くごまかすのも技術だそうだが。

このやり直しができない音楽というものは、やはり私には苦手。
人間的に潔さがないのかも。
人生と同じで、何度でもやり直したい私。




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BEER FEST

2010年09月10日 | おでかけ
さいたまスーパーアリーナが10周年を迎えた。
週末にはアリーナ前のけやき広場でも、何かしらのイベントが開催され、それをのぞくのも楽しみになった。

そして、今回出かけたのは『BEER FEST in autumn』秋のけやき広場ビアフェスト。
9~12日まで開催されている。
10日に夫が休みをとったので夕方にワンコを連れて出かけた。

ビールの本場ベルギーのビールや川越のCOEDOビール、ドイツワインなど、フードの出店もいろいろ。



小江戸黒豚のハムソーセージ工房のMIO CASALOも出店。
川越に行くと必ず寄る、ここの自家農場産のソーセージやベーコンが好き。


最初はベルギーのビール ベル・ビュー・クリーク

   


チェリーが加えられた、女性が好むフルーティーなビール。
香りも良く、ルビー色に甘酸っぱく爽やかなおいしさだ。

夫は飲んだことが無いという沖縄のオリオンビール。
MIO CASALOのソーセージの盛り合わせ、ザワークラウト添え。

次にCOEDOビールの瑠璃と名づけられたピルスナー。



ジンジャー入りのお酒には、マドラー代わりに谷中しょうが付き。

しかし、骨付きハムやらろまんちっく村の餃子やら美味しかったので、色々食べすぎてしまった。



そのうちに、合同庁舎などのサラリーマンのグループも増えてきた。

いつになく自分の規定より飲みすぎて、酔って家に帰れなくなりそう~
なので、適当なところで切り上げた。
週末にはバンドも入るとか。

けやきを渡ってくる風が、既に秋を感じさせている。
久しぶりに、気持ちの良い夕暮れだった。



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ハエ捕りリボン

2010年09月09日 | diary
この夏の我が家のヒットは、なんとハエ捕りリボン。
とはいえ、使うのは今回が初めて。
そりゃ、今どきの家でハエ捕りリボンなんぞが部屋に下がっていたら、招いた友人に思いっきり引かれちゃいそうですし、ハエの姿も見かけない。

ところが、キッチンに果物の皮などを置きっぱなしにしてしまうと、いつの間にかハエならぬ小蠅が集まり、そこで「コバエがホイホイ」とやらを置く羽目に。
これも、しばらく経つとゼリーの薬剤の表面が乾燥し、上をコバエが平気で歩いているのを見るのは腹立たしい。

ハエ捕りリボンは、実は頂き物。
そんな話題が出て、持っていく?ときかれ何気なくひとつ貰ってきたのだ。

キッチンの裏への出入り口はほとんど使わないので、試しにその隅に下げてみた。
既に、2ヶ月は経過。

たまにくっつき具合を調べれば
取れてる、くっついている。
コバエも蚊も。

まして、蚊が取れるなんて思いもよらなかった。

お蔭で、下げてからコバエのうざい姿を全然見かけなくなった。
いまだ粘着力は健在。

ハエ捕りリボンなんて、前世紀の遺物くらいに思っていたけれど、
どうして、どうして

ただ難点は、下がっているのを忘れペタっとくっつきそうになること(笑)



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ユーディット コンプレックス

2010年09月08日 | art
親友のHに誘われ、国立西洋美術館で開催中の「カポディモンテ美術館展」へ。

雨は夕方からといいながら、家を出る時には既に大降りになっていた。

それに誘って下さった親友のHは、何度もの手術などで満身創痍の身。
この雨で転んでもしたら、更に大変なことになるのでは…と心配したけれど、大丈夫ということで雨天決行になった。

彼女は身体障害者手帳をもっているが、使おうとしなかった。
ところが同病のお仲間に、望んで身体障害者になったのではないのだからと、忠告され
最近は「遠慮せず、積極的に利用することにしたの」と、何事にも前向きになってきたのが、私には嬉しいことだった。

いつものように、レカンでランチ。

今回は私が付き添い人ということで、なんと私の入場券もフリーになった。

天候のせいなのか、館内は入場者もまばら。
実は、私はナントカ美術館展とタイトルがついている美術展は行かないことの方が多いので、あまり期待は(フリーで入場したのにエラソー)していなかった。
しかし、期待外れは外れ。

なので、目玉のパルジャミーノ以外はどんな作品がきているのか知らなかった。
ルネサンスからバロックまでの美術ということで、やはり宗教画が多かった。
宗教画は好きです。

しかし、ここで好きなアルテミジア ジェンティレスキの作品に会えるとは思わなかった。
それもユーディットがホロフェルネスを押さえ込み、ごりごり斬首しているあの代表作に…。

このテーマの絵を彼女は2枚も描いたことを、初めて知った。
1枚はウフィツィで観たことがある。
2枚とも構図は同じで、衣装の色とブレスレット、そして切断用の刀のデザインが微妙に違うくらい。

              


この女流画家を描いた映画を、観たことがあった。
女性であるが故の偏見で、理も非もない拷問を受けるシーンがあり
今回、絵の解説でその時のストレスを、このシーンを描くことで晴らしたらしい。
それで2枚も描くことになったのか…
1枚では描き足らずに…

このテーマは、多くの画家が描いている。

確かに、それらの中でこのアルテミジアの作品が一番真に迫っている。
ユーディットの冷静な表情もドラマティックだ。
ホロフェルネスの断末魔の叫び声も聞こえてきそう。

つまりこれが、有名なユーディットコンプレックス。

私にとっては、見応えのある美術展だった。             






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