江上剛の「ザ・ブラックカンパニ」ー読んだ。新興ハンバーガーチェーンのヤンキーバーガーが舞台。主人公はミュージシャンを目指していた水野剛太。バイト先のコンビニが閉店し、失業者になった剛太は偶然、入ったハンバーガーチェーンのヤンキーバーガーで社長の尾関から直々にスカウトされヤンキーバーガーの社員に。
入社できて喜びもつかぬま、ヤンキーバーガーは軍隊並みの研修、長時間労働を強いられる絵に描いたようなブラックカンパニーだった。社員の過労死をきっかけにヤンキーバーガーを理想の会社にするため、立ち上がるが・・・。同期の如月雅也と高校生バイトの伊藤碧、エリアマネージャーの菊池玲子(通称レイコドン)など登場人物のキャラクターがユニーク。
すらすらとライブ感を持って読める作品。エンターテインメント色が濃く現実と少し離れている面もあるが、勇気と元気をもらえる良いストーリーだ。昨年、フジテレビでドラマ化されているらしい。主演はソフトバンクの工藤監督の息子の工藤阿須加。フェラーリを乗っている尾関社長役が速水もこみち。イメージぴったり。ちなみにヤンキーバーガーというネーミングは尾関社長が元暴走族(←ほとんど死語になりつつある)でヤンキー上がりだったから。
353ページの長編小説だが、通勤の電車内で3、4日で読めた。
昨日は元同僚と現同僚と飲み会。夜はまだ寒いけど、空気はもう春だ。明日の晩、社員懇親会、来月7日にはトレイルランがあるのでアルコールは控えめにした・・・。