まだ明けやらぬ空には、
明けの明星が一際輝き・・。
今朝も、
思わずブルッと来る寒さです。
でも、これこそ紫紺色の夜明け。
聞こえて来るのは、
新聞配達のバイクの音だけ。
私一人が、この空間を独占して
いましたのに・・
なんて、そんな事は申しません。
でも、おかしなものですね。ましてや、我家のポストにガサッと、
新聞の落ちる音を聞けば、ちょっとした秘密? の共有者の気分になりますもの。
ところで、我家の庭では、まだまだ山茶花が満開です。
言うまでもなく、椿に良く似ていますが、
その違いは散り方だという事は、良く知られていますね。
花ごとぽとりと落ちる椿に対して、1枚、1枚・・はらり、はらりと散る山茶花。
最近では、その潔さに却って喝采を送る人もいるようです。
そう言えば、椿は、「東洋の薔薇」 と、言われているそうですね。
凛とした立ち姿もそうですし、その花びらは、本当に薔薇に似ています。
ポプリにするので良く分かるのですが、堅さといい、その感触は薔薇そのものです。
ただ、薔薇と徹底的に違う事。香りがありません。もし、香りがあったら・・。
世界も変わった? かも知れませんね。
そして、「如月の季節」 と言うと・・私は、なぜか梅の香りです。
この香りに包まれていると、妙に懐かしく、タイムスリップしたような気分に
なるのです。大好きな薔薇でもない、菫でもない・・梅なのですよね。
思い出って、イメージだけかと思っていましたが、
それに香りが加わると、それだけ強くインプットされてしまうのでしょうね。
皆さんの記憶の中の香りは、何ですか・・?