【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

追憶の中の香り

2008-02-07 17:41:54 | ハーブと香り雑学


   まだ明けやらぬ空には、
  明けの明星が一際輝き・・。

   今朝も、
  思わずブルッと来る寒さです。
  でも、これこそ紫紺色の夜明け。

   聞こえて来るのは、
  新聞配達のバイクの音だけ。

   私一人が、この空間を独占して
  いましたのに・・
  なんて、そんな事は申しません。

   でも、おかしなものですね。ましてや、我家のポストにガサッと、
  新聞の落ちる音を聞けば、ちょっとした秘密? の共有者の気分になりますもの。

   ところで、我家の庭では、まだまだ山茶花が満開です。
  言うまでもなく、椿に良く似ていますが、
  その違いは散り方だという事は、良く知られていますね。

   花ごとぽとりと落ちる椿に対して、1枚、1枚・・はらり、はらりと散る山茶花。
  最近では、その潔さに却って喝采を送る人もいるようです。

   そう言えば、椿は、「東洋の薔薇」 と、言われているそうですね。
  凛とした立ち姿もそうですし、その花びらは、本当に薔薇に似ています。

   ポプリにするので良く分かるのですが、堅さといい、その感触は薔薇そのものです。
  ただ、薔薇と徹底的に違う事。香りがありません。もし、香りがあったら・・。
  世界も変わった? かも知れませんね。

   そして、「如月の季節」 と言うと・・私は、なぜか梅の香りです。
  この香りに包まれていると、妙に懐かしく、タイムスリップしたような気分に
  なるのです。大好きな薔薇でもない、菫でもない・・梅なのですよね。

   思い出って、イメージだけかと思っていましたが、
  それに香りが加わると、それだけ強くインプットされてしまうのでしょうね。
  皆さんの記憶の中の香りは、何ですか・・?