【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

雨の日もアン気分 ♪

2008-02-12 18:07:16 | 音聴箱




   昨日の抜けるような青空から一転して
  今日は、銀色の雨となりました。
  午後には、その雨もやみましたが・・。

   それにしても、「真っ白」 から昨日の 「青」、
  そして今日の 「銀色」と・・。

   この所の目まぐるしい空の変遷です。
  おまけに、今晩からもう一度雪との予報。

   今年の冬ほど、アン気分に
  浸れる事が、かつてあったでしょうか。

   その上、積雪もあるかも知れないなんて・・。
  しかも、こんなに短い期間に2度も・・です。

   



   “今夜は、雪になりそうです。
  あたしは、雪になりそうな晩が好きです。
  風は、「小塔や木々」 の間を吹きすさみ、
  あたしの居心地の良い部屋を一層、心地良くしております。
  最後の金色の葉が、今夜柳から吹き散らされる事でしょう。”

                                   【「アンの幸福」 4.】

   


   これは、アンが婚約時代、ギルバートに送ったものです。
  この描写からは、老いた月(11月)である事が伺えます。
  こちらは今、若い月ですが・・。

   珍しく今晩は、風が出て来る・・
  なんて言っていましたので、柳こそありませんが、
  3カ月遅れの同じような境遇に浸れるかも知れません。
  それにしても・・。

   「今夜は、雪になりそうです・・」  
  ~こんな手紙を1度でいいですから、したためてみたいものです。






写真提供 《森の時計と丘の風》


   


   さて、こうなりますと私はここに・・。
  「想像の余地」 ? を沢山持っている事を
  今日ほど有難いと思った事はありません。
  ~ナンテ。

   オイルランプに灯を灯し、机ではなく棚の上を
  「アン風」 に真似し、入れっ放しになっていた、
  「冬の旅」 のCDを取り出しました。
  (最近、こればかり聴いていたものですから)

   久し振りにベートーベン、「バイオリンソナタ」、5番、4番、9番を。
  因みに5番は、「春」、9番は、「クロイツェソナタ」 として有名です。

   バイオリンとピアノが対等に音楽を奏でているのが、楽しいのです。
  演奏は、シェリングのバイオリンと、ヘプラーのピアノで。

   ちょっと先日の映画 (4分間のピアニスト) の、
  ピアノ教師クリューガー先生気分にも・・。

   ところで、「ソナタ」 が、「奏鳴曲」 と言う事は、ご存じですね。
  他にも「プレリュード」 は 「前奏曲」、「ノクターン」 は 「夜想曲」、
  「ワルツ」 は 「円舞曲」 と・・。お馴染みのものばかりです。

   では、「フーガ」 は・・? “フーガは、フーガよ!”
  ~なんて、仰らないで下さいね。
  何と遁走とんそう曲」。ちょっぴり、ユーモラスな日本名でした。