

冬空からパステルカラーへと
模様替えの様相です。
それもその筈、ここ3日ばかり、
春がやって来ました。
そしてこの季節になると、
感じる独特の春の匂いも伴って。
今日は、都心部まで映画を
観に行くつもりでしたのに、
結局やめてしまいました。
この所の “億劫病”? が、ついに幅を利かせてしまったのです。
所謂、アンの言う所の “室内と戸外の優劣” 。
又もや室内が勝ってしまったという訳です。
近くには出掛けましたので、“近い病”? かも知れませんね。
そうそう、昨夜は満月でしたね。
今回ばかりは、ちょっぴり期待していたのです。
と言いますのも、薔薇にお月さまは似合うと言いますから・・。
折しも、例の薔薇が (蕾ですが) 咲いています。
東の空から移動して南の丁度、薔薇の上に
移動するのを今か今かと待っていた私。
丁度、真上という訳には行きませんでしたが、
青白い月の光が薔薇を仄かに照らすさまは、幻想的でもありました。
そう言えば、アンはお月さまが大好きなのですよね。
それは、次の言葉からも窺い知る事が出来ます。
「・・・月夜に眠るなんて、
時間が勿体ないといつも思っているのですけれどね。・・・
でも、早く目を覚ましてお化けの森から射し染める、
明け方の微かな光を見る事にしましょう。
空は、珊瑚色になり・・・・・」
【「炉辺荘のアン」 第1章】(引用②)