

寒さが続いています。
午前中こそ、日は射して
いましたが、時折、
風花もチラチラと・・。
どうやら、日本列島を
寒気団が、すっぽり覆い
込んでいるようです。
「春は名のみの風の
寒さや・・・時にあらずと
声も立てず・・」


中原淳一エッセイ画集、【幸せの花束】 から。
と、言うのも・・。
冒頭の写真のような姫鏡台を使うのでしたら・・
やはり着物が一番、似合うと思いませんか?
着物と言って思い浮かんだのが上記の本です。
それには、こんな着物がぴったり。
昭和と言うより、「大正ロマン」 の趣さえ感じる、
この本には、こんな挿絵がふんだんにあるのです。
かつての日本人が、ごく普通に着ていた和服。
写真のような和服が、特別にお嬢様しか着ないと
いう程、高価な物ではないでしょう。
でも、今こうして見ると、
とても優雅に感じられるのは、なぜなのでしょう。
それにしても・・和の鏡台には、和服までは袖を通さないにしても、
黒髪、紅、柘植の櫛と言ったものが殊の外、似合う気がします。
“髪は、鳶色に波打っており、頬は薔薇色だし、
皺は、ほとんど目に付かなかった。
尤もそれは薄暗い光線のせいに違いないが。
鏡は、いつも自分の部屋の一番暗い隅に
掛けて貰う事にしている。
・・・・・勿論、皺のある事は私も承知しているけれど、
あまりはっきり目立たない時には
その存在を忘れていられるからである。”
【「アンをめぐる人々」 2.】
ある程度、年齢が行けば、誰も・・古今東西、同じなのですね。
“たかが鏡、されど鏡” と、言った心境でしょうか・・。