【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

螺旋階段の王妃

2009-07-03 16:38:28 | 路傍の花~道草

「屁糞葛(ヘクソカズラ)」

     昨夜もそうですが、今朝もちょっぴり肌寒い朝となりました。
    昨夜などは窓を開けていますと、思わぬ冷気・・。
    慌てて窓を閉めたものです。

     先程・・午後4時頃から雨が、ポツポツ降り出しました。
    それでも午前中は、太陽も・・。
    湿度は、そこそこありますが、気温が低いので、大層過ごしやすくなっています。

     さて冒頭の写真。庭のフェンスに絡み付いていました。
    「屁糞葛(ヘクソカズラ)」 です。そこには、小さな小さな花が・・。

     こちらでも何度か取り上げていますが、
    別名に 「早乙女花(サオトメバナ)」 という素敵な名前が付いています。
    他にも、「灸花(ヤイトバナ)」、「馬食わず(ウマクワズ)」 など。

     でも、こちらの 「屁糞・・」 の方が有名なような・・?
    「星の瞳」 という、ロマンティックな別名を持つ、
    「大犬のふぐり(オオイヌノフグリ)」 と同様の運命かも知れませんね。

   さて、さて・・。
  裏庭に出る度にいつも意識して
  探していました、「螺旋階段の
  王妃」 こと、「捩子花(ネジバナ)」 が、
  【去年】 に続き、
  やっと姿を見せました。

   まだ王妃の素敵な衣装には、
  着替え中のようですが、すっかり
  支度が整い、ここに華麗な姿を
  見せるのは、もう少し先のようです。

   陸奥みちのくの偲ぶ捩子摺もじずり
  誰ゆえに乱れむと思ふ我ならなくに」
~古今集 河原左大臣

   それにしても又々、「捩子花」 なのですね。
  いつも思うのですが、名前、もう少し何とかならないものかと・・。
  ここでも、やはり アン の次の言葉を思います。

   「最初、名前を付けた人が、全然、想像力がなかったのか、
  又は、あり過ぎたのか、どちらかよ。・・・」
          
                                       【「アンの青春」 第13章】