

蝉の声・・なんて、およそロマンティックではありませんね。
今日も少々、不安定な天気になっています。
起床時は晴れ。その後、俄かに暗くなり、
パ~ッと雨が降ったかと思いますと、今度は又太陽。
ただ風がありますので、幾分しのぎやすくなっています。
そんな時、バサッと音が・・。
いつの間にか、カンナが視界から消えています。
折からの風に煽(あお)られて、ガックリ倒れ込んでしまいました。
見れば、茎が半分に折れています。
このカンナ、背丈も随分伸び、一見頑丈そうですが、思いの外、
繊細な神経の持ち主のようです。(一昨日も記しましたね)
そんな思いで眺めるせいでしょうか、太陽の色でもある真っ赤なカンナですが、

そう言えば、ビルマにはこんな伝説があるのだそうですね。
仏陀の高名を妬む悪魔が、 丘の上から仏陀めがけて岩を投げつけたところ、 岩は仏陀に当たる前に、なぜか粉々に砕けてしまいます。 しかし破片が仏陀の足に当たり、 その傷から流れた血から カンナ が生えて来ました。 |
こんな伝説を目にしますと、益々カンナに対する思いが深くなりそうです。
カンナの遠慮深さは決して偶然ではなかった? のですね。因みに花言葉は、「妄想」。
余談ながら・・。『ビルマの竪琴』 などでお馴染みのビルマは仏教国のイメージですね。
それが、ミャンマーとなりますと・・軍事国家のイメージしかありません。
“・・・周囲は見渡す限り、きんぽうげ とクローバーの牧場で、
蜂がブンブン唸っていた。
時折二人は天の川のような雛菊の中を歩いた。
遥か彼方の海峡では銀色の波頭が二人に笑いかけていた。
港は水で出来た絹のようだった。・・・” 【「アンの幸福」 第3年目12.】


「きんぽうげ」 ですが、こちらも
「芹(セリ)」 の群生に出会いました。
写真は昨日の帰り道に撮りました。
こんな風に、真っ白な花で覆い
尽くされるって、見事ですね。
そして・・リラ版、「コロコロ草」。
でも、そのものズバリですね。