【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

カンナの意外な伝説

2009-07-25 16:25:16 | 路傍の花~道草
「塔花とシジミ」


     今朝は、「ジ、ジ、ジ~ッ・・」 と言う、蝉の声で目覚めました。
    蝉の声・・なんて、およそロマンティックではありませんね。

     今日も少々、不安定な天気になっています。
    起床時は晴れ。その後、俄かに暗くなり、
    パ~ッと雨が降ったかと思いますと、今度は又太陽。

     ただ風がありますので、幾分しのぎやすくなっています。
    そんな時、バサッと音が・・。
    いつの間にか、カンナが視界から消えています。

     折からの風に煽(あお)られて、ガックリ倒れ込んでしまいました。
    見れば、茎が半分に折れています。

     このカンナ、背丈も随分伸び、一見頑丈そうですが、思いの外、
    繊細な神経の持ち主のようです。(一昨日も記しましたね)

     そんな思いで眺めるせいでしょうか、太陽の色でもある真っ赤なカンナですが、
    なぜか物想いに耽っているように思えてなりません。
    そう言えば、ビルマにはこんな伝説があるのだそうですね。
 
 
 仏陀ブッダの高名を妬む悪魔が、
丘の上から仏陀めがけて岩を投げつけたところ、
岩は仏陀に当たる前に、なぜか粉々に砕けてしまいます。 
 しかし破片が仏陀の足に当たり、
その傷から流れた血から カンナ が生えて来ました。
     


     こんな伝説を目にしますと、益々カンナに対する思いが深くなりそうです。
    カンナの遠慮深さは決して偶然ではなかった? のですね。因みに花言葉は、「妄想」。

     余談ながら・・。『ビルマの竪琴』 などでお馴染みのビルマは仏教国のイメージですね。
    それが、ミャンマーとなりますと・・軍事国家のイメージしかありません。

 “・・・周囲は見渡す限り、きんぽうげ とクローバーの牧場で、
蜂がブンブン唸っていた。
 時折二人は天の川のような雛菊ひなぎくの中を歩いた。
遥か彼方かなたの海峡では銀色の波頭が二人に笑いかけていた。
港は水で出来た絹のようだった。・・・”
            【「アンの幸福」 第3年目12.】



    『アンの世界』 は、またしても
   「きんぽうげ」 ですが、こちらも
   「芹(セリ)」 の群生に出会いました。

    写真は昨日の帰り道に撮りました。
   こんな風に、真っ白な花で覆い
   尽くされるって、見事ですね。

    そして・・リラ版、「コロコロ草」。
   でも、そのものズバリですね。