
「白粉花」

今日は天気予報通り、時間の経過と
共に、写真のような青空に。
そして蝉は今日も、
僅か一鳴きで終わりです。
それにしても陽射しがないのを
良い事に、朝の庭で思わぬ長居。
フェンスに絡まった 「ヘクソカズラ」 や
目立つ草を取ったりしていましたら・・。
アッという間の時間の経過です。
「・・・完成した庭って、本当に面白くないでしょうよ、スーザン。
自分で働くのでなかったら庭の意味がないわ。
あたしは草取りをしたり、掘り返したり、植え替えたり、
模様替えをしたり、刈り込みをしたりしたいのよ。・・・」
【「炉辺荘のアン」 第5章】

白粉花には大変申し訳ないのですが、
所謂(いわゆる)楽屋裏の顔? です。
白粉花は、別名を 「夕化粧」 と言うように、夏の暑い1日が終わり、
太陽が西に沈む頃、ぽっと辺りを照らすように咲き始めます。
“白粉花が垣根の側で花を付けた・・・”
~夏目 漱石 「それから」
こんな風に、どこのお宅の庭先にでも、さり気なく植えられている花ですね。
どこか淋しそうなのは、夕闇の中に咲き、夜半に閉じるからでしょうか・・。
その証拠に花言葉も、「信じられない恋」、「内気」、

でも、もう一つ 「野茉莉(ノマリ)」 なんて素敵な名前が・・。
愁いのある花・・。魅力的な花ですね。

野の花を見つけました。
炎天下の中、その小さな瞳を
精一杯広げて見つめているような
気がして・・。
毎年、今頃の季節になると、
見かける気がします。
でも、こんな風に写真に撮ったのは
初めて。名前付けなきゃいけませんね。
今、視線の先には開花した白粉花が見えます。
念入りにお化粧した姿・・。この場所は、夜でも光線が当たりますので、楽しめます。


別名 「貧乏葛(ビンボウカズラ)」 である事が判明しました。
【空見さん】 が、コメントで教えて下さいました。
いつも有り難うございます。(’09.7.19)