【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

開幕ベルは夏の夕・・・

2009-07-18 18:06:38 | 路傍の花~道草

「白粉花」

   起床時こそ真珠色の空でしたが、
  今日は天気予報通り、時間の経過と
  共に、写真のような青空に。

   そして蝉は今日も、
  僅か一鳴きで終わりです。

   それにしても陽射しがないのを
  良い事に、朝の庭で思わぬ長居。
  
   フェンスに絡まった 「ヘクソカズラ」 や
  目立つ草を取ったりしていましたら・・。
  アッという間の時間の経過です。

   「・・・完成した庭って、本当に面白くないでしょうよ、スーザン。
  自分で働くのでなかったら庭の意味がないわ。
  あたしは草取りをしたり、掘り返したり、植え替えたり、
  模様替えをしたり、刈り込みをしたりしたいのよ。・・・」
     
                                          【「炉辺荘のアン」 第5章】

     さて、冒頭の写真。早朝の 「白粉花(オシロイバナ)」 です。
    白粉花には大変申し訳ないのですが、
    所謂(いわゆる)楽屋裏の顔? です。
    
     白粉花は、別名を 「夕化粧」 と言うように、夏の暑い1日が終わり、
    太陽が西に沈む頃、ぽっと辺りを照らすように咲き始めます。

     “白粉花が垣根の側で花を付けた・・・”
                                            ~夏目 漱石 「それから」

     こんな風に、どこのお宅の庭先にでも、さり気なく植えられている花ですね。
    どこか淋しそうなのは、夕闇の中に咲き、夜半に閉じるからでしょうか・・。
    
     その証拠に花言葉も、「信じられない恋」、「内気」、
    「臆病」などの言葉が並びます。

     でも、もう一つ 「野茉莉(ノマリ)」 なんて素敵な名前が・・。
    愁いのある花・・。魅力的な花ですね。    

   ところで道端に、こんな小さな
  野の花を見つけました。

   炎天下の中、その小さな瞳を
  精一杯広げて見つめているような
  気がして・・。

   毎年、今頃の季節になると、
  見かける気がします。
    
   でも、こんな風に写真に撮ったのは
  初めて。名前付けなきゃいけませんね。

   今、視線の先には開花した白粉花が見えます。
  念入りにお化粧した姿・・。この場所は、夜でも光線が当たりますので、楽しめます。






     ↑ 野の花は、「藪枯らし(ヤブガラシ)」、
    別名 「貧乏葛(ビンボウカズラ)」 である事が判明しました。
    【空見さん】 が、コメントで教えて下さいました。
               いつも有り難うございます。(’09.7.19)