

お天気のわりには、さほど暑くなく、
過ごしやすい1日となっています。
ともすれば、
季節を忘れそうなお天気・・。
と言っても、あくまでも家で
じっとしている分には・・なのですが。
今日は、1年で1番暑い、
「大暑」なのですね。
そのせいか、今日は小さな来客がひっきりなし。
蝶(シジミやアゲハ蝶)や真っ黒なオハグロトンボまで。
しかも何頭も連れ立って・・なのです。
と言っても、このシジミ、今年になってから写真は初めて。




やっと今朝は、オレガノの花に止まってくれました。
今日の天気のような日には、『アンの世界』 の、
素敵な夏の風景描写も、すんなり受け入れられる気がします。
“オパールの粉で作られているような遥か彼方の丘。
クローバーの原を吹き渡って来た風。
どこからともなく現われて来て、木立深い緑の森に流れ込んで行く小川。
森ではかぐわしい樅の長い枝がレース模様の水の上に差し出ている。
青空にそびえ立つ大きな白い入道雲。
酔っぱらいのような きんぽうげ の咲き乱れる窪地。
信じられないほど青い潮流。
目を向ける至る所にジェーンを喜ばせるものがあった。
全てのものが幸福の秘密をまさに囁こうとしているかに見えた。・・・”
【「丘の家のジェーン」 13.】
それにしても、またしても 「きんぽうげ」 なのですね。
きんぽうげが、いかに愛されているかが分かります。
でも、ここまで頻繁に 『アンの世界』 に登場しているとは思いませんでした。
又々、新しい発見です。(でも毒草なのですよね)
「きんぽうげ」 と 「馬脚形(ウマノアシガタ)」。相反する二つの名前。
繰り返すようですが、同じ花ですのに、

途端に興醒め・・。名前って、何と面白いのでしょう。

この桔梗、庭の片隅に、
ひっそりと咲いていました。
水色の星形の端正な花が、
美しいですね。
又、五角形の小さな紙風船のような
蕾も、たいそう可愛いです。
「あさがほは朝露負ひて
咲くといへど夕かげにこそ
咲きまさりけれ」 ~万葉集
(注:朝顔=桔梗)