
起床時こそ、雨は降っていませんでしたが、その後大雨も。
今も断続的に雨が降り続いています。
雨と言いますと・・。アンのお仲間、ジェーン は、雨が好きですね。
“・・・夜、ジェーンの部屋の外の羊歯に降りかかって来る、
雨の音に耳を傾けるのが大好きだった。
雨の音も匂いも爽やかな気分も好きだった。
ジェーンは雨の中に出て行き、ずぶ濡れになるのが好きだった。
ランタン丘の側は、からっと晴れているのに、
港の向こうに紫色に煙って時折襲来する夕立ちも好きだった。
雷雨も海の彼方へ、あまり近くへ来ないで砂州の向こうへ
過ぎてしまう場合は好きだった。・・・” 【「丘の家のジェーン」 21.】

そうは申しながら・・。
日本の紫陽花は、萌黄(もえぎ)色から
水色、青色、瑠璃色、薄紫色へとその色を
変えた後は、今度は一つの花が七色・・?
へと変わっているかのようです。
こうなりますと、まるで色彩の魔術師!
こんな七変化は、日本だけですものね。
少々、蒸し暑くても、
こんな日本の風土に感謝です。
「紫陽花の末一色と
なりにけり」 ~小林 一茶
ところで、今日のタイトルは、
【見逃してしまった映画】 の
タイトルを拝借。フランス映画です。
私の好きな映画は、小劇場がほとんどですので、つい見逃してしまいます。
こうなりますと・・我街の映画館に掛かる事をただ、ただ祈るのみ。
「誰にでも想い出が輝く場所がある・・」
こんな副題だけで・・もう、うっとりです。
マネやモネが存在したのは、こんな庭があったから・・~なんて、
そんな事を思わせる素敵な庭を背景に、家族とは・・と、
色々考えさせられる映画のようです。
そうそう9月には、クララ・シューマンの生涯の映画が封切られるそうですね。
勿論、シューマンの奥様。映画 『クララ・シューマン 「愛の協奏曲』。
生涯、ブラームスにも愛された事で有名な女性です。(ブラームスは一生独身)
クララ・シューマンは大好きですので、今から楽しみにしています。