
お客さんには、かなりお待たせしてしまったんだけど、今回の患者さん。
グリコキャラメルのようなミニトレ君?
何でかと言うと・・・
プラグを新品にすると約300メートル走って止まってしまう・・・
何度やっても300メートルくらいで止まるらしい???
あまりにも不思議な症状なのと、僕が試乗に出ても300メートルで止まってしまうと、押して
帰ってこなければならない。困ったミニトレ君。
どうしたモンかと思っていたんだけど、キックすると微妙に空気が抜けているような音が聞こえる。
なんて言うか・・・圧縮工程でシュぅ~って感じかなぁ
不思議なんだが、かすかに聞こえる!
エンジンは何とか始動したけど、すぐに止まってしまう。
シュぅ~はマフラーを外しても聞こえる。
プラグの締め付けを確認したけど問題なし。
シリンダーヘッド締め付けも、特に問題はなさそうだ。
仮にと僕の手持ちのシリンダーヘッドを使ってみると・・・
シュぅ~もなくなりエンジンも元気に始動した。
本当に問題がなくなったのかのテストで、店の周りをクルクルと回ってみることにした。
だって遠くに行って押して帰るのイヤだもん!
なんとなく大丈夫な感じ?

それではと、近所の林道へ走りに行ってきた!
そりゃぁもう、元気に走る走る!

せっかくなので、いつもの撮影ポイントで ぱちり!
と、このままにするわけにもいかないので、逃避行動はここまでにして・・・

シュぅ~の原因を究明しないとだめだと、まずはシリンダヘッドの歪みを調べるために
勘合部をマジックで黒く塗りオイルストーンで磨いたけど、特に問題となるような歪みはメイヨ・・・

まさか燃焼室にピンホールか? と思って灯油を満たしてしばし放置・・・
でも、大丈夫!

しかたがないので、綺麗に面出しを行い組みつけてみることにしたが・・・
シュぅ~はなくなったけど、エンジンはすぐに止まってしまう???
念のために一次圧縮室を確認したら、ほんの少しガソリンが溜まっていた。
でも、この程度では何とか走ると思うんだが・・・
なぜにこうなるの???
あれ?
あれ?
あれ?
あれ?
ふと見ると、プラグが曲がってネジ込めるぞ?

ぐあぁぁん!
シリンダヘッドを外して試してみると、曲がった状態で簡単に取り付けられてしまった。
もちろん真っ直ぐでも簡単にネジ込める!
いつの時点かはわからないけど、プラグを斜めにネジ込んでしまったようだね。
だからシリンダヘッドを交換したら元気に走るようになったんだね。
もとのシリンダヘッドでも斜めに入れなければ普通にエンジンは始動した。
残念だけど、時間的に遅くなってしまったので最終的な試乗は明日に持ち越し。
あぁ~、疲れた・・・
そうそう!
大切なことなんだけど、プラグを最初にネジ込む際は、工具を使わず手で入れること!
ワッシャまでネジ込んだ時点で、工具の力を借りること!
今回斜めに入ったことに気が付くのが遅れたのは、指で簡単にネジ込めたからだね。
言い訳っぽいけど、シリンダヘッドを覗き込むまで本当に気が付かなかった・・・