goroの徒然なるままに・・・

日々の記録と言うか自分の日記や備忘録として書き連ねるつもり。

ここ数日ミニトレGT50銀

2015年02月04日 | オートバイ




軽整備の予定で入院した患者さん。


綺麗なシルバーに仕上がっているね。


エンジンは色々と混ざっている感じで、腰下や腰上はRD50系?で、キャブレターはGT50と80の混ざり物?




整備内容は、オイルポンプ付近からのオイル漏れだった。


「だった」と表現したのは、燃料系に起因する問題が確認できたから。


オーナーさんの話では、フューエルコックをOFFにしているにもかかわらず、ガソリンが減ってしまう。


ガソリンがエンジン内に流れ込んでいるようで、エンジンの始動が困難になってしまう。


都内の方で自走で大泉までいらしたので、走れることは確かなんだが、さすがにこの状態の試乗は控えた。


まず、OFFにしてもガソリンが減ると言うことは、フューエルコックの問題があるんだろう。





と・・・その前に


サイドスタンドが妙に曲がっているみたいで、車体が傾きすぎる。


オーナーさんが予備のスタンドを持ってきてくれたので、交換することにした。


んが・・・ここでも問題発覚!


スタンド固定のボルトが緩まない!


正確には、回るんだけど手前に出てこない?


どうやら雄ネジの一部がダメになっているようで、フレーム側ステイに噛んでくれない感じ。


ダメだね・・・







最近ドリル君の登場回数が多い気がする?


悩んでいても時間が過ぎるだけなので、ボルトの中心に穴を開けて雄ネジ部分を落とすことにした。


なんて書くのは簡単なんだけど、ネジって固いんだよなぁ







結局、固定ボルトはこんな感じに3分割された!


左側のはナットぢゃぁなくって、ボルトの頭・・・


中心部分はスペーサーみたいになってるなぁ


われながら見事に中心にアクセスしたもんだ!







んで、スタンドの交換は終了した。





さて、フューエルコックは?





試しに透明チューブを繋いで放置してみたら、15分くらいでこんなに・・・


ダメぢゃん!


フューエルコックは新品に交換されたとのことだが、どうやら社外品みたいに見える。







分解してみたら、4穴パッキンが削られたように傷んでいた。


レバー側の溝のエッジが鋭利なのが原因ではないだろうか?








純正品の場合は、エッジがなめらかに処理してある。







古いフューエルコックも持ち込んでいただいたので、両方の良い部分を組み合わせて仕上げることにした。







まぁ、結論的にすべて古い純正品で仕上げることになったんだけどね。







スプリングは綺麗だったから、社外品を使うつもりだったんだけど、なんだか針金を手で巻いたみたいに変形してる。


とにかく純正品に新しい4穴パッキンなどを投入して組み上げた。


もちろんフィルターも取り付けて、モトプランニング仕様で完成!







んで、キャブレターを確認しようとマフラーを外したら、オイルポンプへのワイヤーが溶けてる?


う~ん


プロテクターがないからだろう。


このプロテクターって外したことはないけど、役に立ってたんだね。


まぁ、意味のない部品ってあんまりないか・・・


エアクリーナージョイントは、かなり硬くなって変形している。


これは新品が入手できるので交換する予定


やはりRD50系のエンジンがベースのようで、シリンダーのフィンが削られていた、


ポートを見たわけではないので、GR系かもしれないけどね。







さてキャブレターだが、油面が高めになっていた。


ギリギリ規定上限だったけど、とりあえず標準に合わせることにした。


ただ、フロート金具が変形していたのがちょっち心配?


最悪は手持ちのフロートに交換するかもしれない。


ジェット類は、メインジェットがGT50の標準でパイロットジェットがGT80ようだった。


これの対応のためか、ニードルのクリップ位置が変わっていた。


エアクリエレメントがないことにも関係している気もするので、走らせてから考えることにした。







さてオイルポンプ・・・


スタータープレートのないタイプなので、例の場所から漏れることはないはず。


でも確かに滲んでる。


とにかくオイルポンプを外してみようと固定ボルトを外したら、ガスケットの固着もなく簡単に外せた。


なるほろ







ガスケットがなかったのか、液体パッキンで代用してあった。


古いガスケットが微妙に残っていたので、滲んでしまったのかもしれない。


あれ? ワッシャが足りないような気がするけど・・・







各部品の点検とクリーニングを行い、オイルシール類を交換して完成。







最小ストロークは0.2ミリあったので問題はないけど、規定値に調整して作業終了!







整備が終了した各部品たち。




さて、オイルポンプを取りつけようと思ったんだけど、そう言えばワッシャがなかったなぁ


この時代だとワッシャが入っているんだが?







このワッシャは、オイルポンプ側の深さによって使っている場合と使っていない場合がある。


RD50のパーツリストで確認すると、1ミリタイプが使われているはず。


んで、手持ちの部品を使用することにした。






キチンとガスケットを使用して、オイルポンプを取り付けた!







入っていなかったエアクリーナーエレメントや、固くなっていたエアクリーナージョイントを新品交換。




さて、もうひとつ気になっていたのが、スロットルワイヤーの劣化?


もしかしたらワイヤーの取りまわしで解消するかもしれないけど、とにかくスロットルの動きが悪かった。


僕的には許せない感じ?







あいやぁ


これぢゃぁ


ダメって言うより、危険なレベルだぞ!


じつは、キャブレターへのワイヤーもオイルポンプへのワイヤーも、インナーの痛みが酷かった。


このままでは、危険なのでオーナーさんに報告して全て交換することにした。




明日以降の天気が心配だったので、今日の時点で走らせたかったんだが・・・




しかたがないので、余計な作業を・・・






どうしても気になってしょうがない部分・・・


例の鉛シールドバッテリーが付いていたんだけど、端子にビニールテープが巻いてある。


どんな処理をされているのかが心配になって、剥がしてみると半田で処理されていた。






ちょっち半田の処理が気に入らなかったので、半田をきれいに除去してから、圧着端子に付け替えた。




さて、週末にはワイヤー類が揃いそうなので、完成間近か?

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2 コメント

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Unknown (三日月)
2015-02-05 10:03:05
交換された新品エアクリーナジョイントがHX・AXのに非常に似ています。これって流用できないんでしょうか?
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ジョイント (goro)
2015-02-05 10:16:21
残念ながらサイズが小さいので流用はできません。 

社外品(リプロ品)でよければ、数セット在庫していますよ。

それなりの金額ですが・・・

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