作家の島田雅彦さんといえば
三枝成彰のオペラ『忠臣蔵』の台本を担当したり、
NHK合唱音楽コンクールの課題曲などを作詞したりなど
マルチな活躍をされている作家だが、
本日、前橋テルサで開かれた《朔太郎忌》のイベントでは、
《詩と言葉、詞と音楽》の関係性について
作家の松浦寿輝さんと対談しながら、
ユニークな持論を展開されていた。
特に“歌の詞”を書くときの音節の「あ音」と「え音」の話や、
詩人という“肩書き”の捉え方については、
独自の視点で話され、初めて聞く私にとっては、とても興味深い内容だった。
島田雅彦氏が音楽に詳しいことは、その小説からも伺えるが、
学生と一緒に行ったカラオケでシューベルトの『魔王』を歌うと言うのは笑える。
アレは一人三役を演るわけで、
それなりの歌唱力と表現力がないと歌えない曲だが…
島田氏の歌う『魔王』は、どんなんだろう…
あの渋めの面差しからは想像できない。
意外とひょうきんな方なのかもしれない。
久しぶりに作家同士の対談というのを聞いたが
松浦寿輝氏も島田雅彦氏も、
言葉の選び方や表現が、さすがに洗練されていて
聴衆を引き込む術に長けていると感じた。
穏やかな口調ではあるが、
次から次へと洪水のように湧き出てくる言葉の数々に、
聴いているこちら側は頭をフル回転させる必要がある。
書いたものなら読み返す事ができるが、
LIVEとなると瞬時に解釈しなければならないわけで、
日常の生活では得られない緊張感もあって、それが堪らなく新鮮なのだ。
日頃、使い古した誰でも使う言葉だけを常用している私などには、大いに刺激になった。
本を読んでいるだけでは、こんな経験はできないワケだ。
来年8月に新国立劇場で予定されているというアンドロイドを主役にした新作オペラも楽しみだ。
島田氏によれば、オルタ3には声帯があるらしい…。
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三枝成彰のオペラ『忠臣蔵』の台本を担当したり、
NHK合唱音楽コンクールの課題曲などを作詞したりなど
マルチな活躍をされている作家だが、
本日、前橋テルサで開かれた《朔太郎忌》のイベントでは、
《詩と言葉、詞と音楽》の関係性について
作家の松浦寿輝さんと対談しながら、
ユニークな持論を展開されていた。
特に“歌の詞”を書くときの音節の「あ音」と「え音」の話や、
詩人という“肩書き”の捉え方については、
独自の視点で話され、初めて聞く私にとっては、とても興味深い内容だった。
島田雅彦氏が音楽に詳しいことは、その小説からも伺えるが、
学生と一緒に行ったカラオケでシューベルトの『魔王』を歌うと言うのは笑える。
アレは一人三役を演るわけで、
それなりの歌唱力と表現力がないと歌えない曲だが…
島田氏の歌う『魔王』は、どんなんだろう…
あの渋めの面差しからは想像できない。
意外とひょうきんな方なのかもしれない。
久しぶりに作家同士の対談というのを聞いたが
松浦寿輝氏も島田雅彦氏も、
言葉の選び方や表現が、さすがに洗練されていて
聴衆を引き込む術に長けていると感じた。
穏やかな口調ではあるが、
次から次へと洪水のように湧き出てくる言葉の数々に、
聴いているこちら側は頭をフル回転させる必要がある。
書いたものなら読み返す事ができるが、
LIVEとなると瞬時に解釈しなければならないわけで、
日常の生活では得られない緊張感もあって、それが堪らなく新鮮なのだ。
日頃、使い古した誰でも使う言葉だけを常用している私などには、大いに刺激になった。
本を読んでいるだけでは、こんな経験はできないワケだ。
来年8月に新国立劇場で予定されているというアンドロイドを主役にした新作オペラも楽しみだ。
島田氏によれば、オルタ3には声帯があるらしい…。
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