音楽の喜び フルートとともに

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ヘルマンハープと限界に挑戦

2009-07-02 22:08:49 | 音楽

ルドベキア、原種はアフリカ、大反魂草(オオハンゴンソウ)の園芸品種だそうです。オオハンゴンソウは指定植物で勝手に取ったり植えたりできません。世界中から国境を越えて集まってくる植物に垣根を作るのは難しいようです。

今日は午前中、お久しぶり、ヘルマンハープ「星のパレット」とアンサンブル。

久しぶりのアルルの女と、カヴァレリア・ルスティカーナ。
いつもながら朝一、音の出が悪いです。特にアルルの女はフルートの名曲ですが、音程を取るのが大変難しい曲です。充分なアンブシャーの柔軟性がないと、首を絞められたよう音が出てしまいます。
ハープ3台の真中にレコーダーを置いて、フルートはその輪の外に立って吹いてみましたが、録音を聴いたらぼーっとした音程の悪いフルートに、元気良すぎて行進曲のようなハープのアルペジオ・・・これはもっと研究しなくては
残響が残りすぎて、一部和音がにごって聞こえるところがあります。
耳の良いくるみさんが「間違ってんのかな?」結局、くるみさんのパート、音の数を減らして、前の音を消音することにしました。すると、音数は減ったのに良い感じ。ヘルマンハープってこういう引き算をしないといけない楽器だったんだと、また新たな発見

カヴァレリアは、「ハープの対旋律をもっと歌っぽく聞こえたらいいのに。」と言う私の無茶なお願いに、まいさんが新奏法を開発。タッチを変えたら、音が激変。まろやかに。しっとりと変化しました。
ヘルマンハープは、新しく誰でも弾けるようにと開発された楽器で、奏法もニュアンスもまだまだどれだけの表現の幅があるかも確立されていない楽器です。今日聞いたハープの音はまだ誰も聴いたことの無い音です。
録音を聴いたら、アルルの女のアルペジオ、対旋律もこの奏法で弾いたらよいような気がしました。

イタリア音楽のルバートと戻しをみんなに伝えたいけれど、中々伝わらない。「指揮しても良いかな?」とついに提案してしまいました。
とはいっても、ハープは伴奏だけだし、旋律は必要。フルートを吹きながら揺らしてもいいけれど見て判断するのが難しそう。結局フルート吹きながら、足でトントンリズムを刻んで、一緒に弾いてもらいました。
すると、一発でクリア。

しかし、「ハープは五線の楽譜じゃないから、音の波や全体の進行がつかみにくくて、今は覚えてるけれど、今度またやってみたら、できないかもしれない。」と言うぴよさんの意見。
ホント、そう思います。小節線もないのによく弾けると思います。しかも、ハープも弾けないド素人から注文はどんどん言いたい放題・・・私のことか。

でも、月に行って帰ったくらい違うから 使わないのはもったいない。また、いろいろ実験しましょう。


心と体のワーク

2009-07-02 00:07:45 | 音楽

夏の南天は白い可憐な花です。

午前中は、心と体のワーク。
寝て吹くと良い音がするのに、なぜか立って吹くと体が固まって良い音がしない私。
先週、坐骨を感じる動きをしてから、立って吹くと音が劇的に改善されました。
女性は、普段骨を感じないで、筋肉で立っている。男性は、逆に骨で立つ。バランスは骨と筋肉の両方を感じること。
寝ていると骨はいらず肉だけでも、床が身体を支えるので、脱力できるけれど、立つと、骨を使わないといけない、しかし、筋肉を固めて骨の代わりをさせようとするので、体が固くなるそうです。
骨があって、肉があることを脳に思い出させてあげれば、立っても余計な筋肉を固めなくても演奏できるそうです。

今日は、右の腰が痛かったのですが、痛いところを普通は何とか治療しようとするけれど、痛いところと言うのは、もうたくさんがんばっているので、触らなくて良い、痛くない左側がサボっているので、バランスが悪くなって、痛くなるんだ。と言う話を聴いて、あおむけに寝て左ひざを立てて、ゆっくり、移動しながら、足の裏を床につける運動と、先週やった座って坐骨に手を当ててゆっくり小さく動かす運動をやってみて5分くらい、本当に腰痛がなくなりました。但し、またまた演奏していると体が固くなってきて、痛くなります。
何度も寝たりおきたりしながら演奏して、身体に良い状態を探していると、固まったと思ったら、演奏中あまりわざわざ動かさない、肩甲骨、ひざを意識して動かしてみると、体がリラックスすることがわかってきました。それから、左第2指の付け根の支えと、右親指の支えと楽器の密着面に注意を向け、バランスよく力がかかっているかどうか?を意識しながら演奏すると、指の力が抜けて動かしやすいことを発見。
これは使える。

午後、夫の取引先韓国からのお客様が二人。男性30代でしょうか?
一人は「はじめまして、奥様がいらっしゃると知ってたら、何かおみやげを用意いたしましたのに。」
と、めったに聞いたことの無い丁寧で美しい日本語にびっくり。
褒めると「ご主人に教えていただきました。」と年長者の夫を立てる感性。
実は5年も埼玉の大学で経済学を学んだエリートなのです。
字幕韓国映画のおかげで、意味はわからないけれど、二人が話す韓国語の方も、なんとも魅力的に聴こえて仕方ない。
言葉は本当に大切ですね。品性、知性、人格は言葉によって影響を受ける部分が大きいです。
ご挨拶程度の時間しかなかったけれど、なんだかこれだけで癒されました。それは残念ながら、それだけ、普段美しい日本語でやり取りしていないって言うことも証明された一時でした。