百日紅(サルスベリ)が、この辺りでは、最盛期です。実家の庭にも百日紅。
冬にはつるつるの木が、夏には花が咲き、繁る。当たり前のことが、当たり前にめぐって来る幸せ
今日は一日児童会。久しぶり、半年ぶりに担当した3年生Aくん。
一日あると、場面場面でうまくいったりいかなかったり。いろいろあります。
お昼寝の前に、「ポケモンの絵本がいいの。」と1年生がすでに手にしている本を、取り上げようと、ひっぱって、蹴ろうとしたり、殴ろうとしたり、それを、うっとうしいと他の子ども達からブーイング。そのうち4年生などは、手を出す子もいます。
蹴らせないように、殴られないように身体をAくんと他の子の間に入れて、手をつかんだら、蹴られて、太ももにかみつかれました。なんとか、Bくんだけ、教室の中に入れ、鍵をかけたら、一人だけ中にいた4年生のBくんが、「うざいんじゃ、お前は。」と蹴りをいれます。身体を盾にしますが、Aくんも私の体の隙間からやり返すので、何発かはお互いに入ってしまいました。
泣くは、わめくは大騒ぎの末、部屋にいた別の先生に助けてもらって、「ポケモンの本を借りたいんだね。でも、殴ったらだめだよ。先生がお願いして借りてくるから。」と、さっきは、意地になって嫌だと言っていた1年生に、障害のことを話して、お願いしたら、「いいよ。」とかしてくれました。
こだわりの強い障害。特別扱いと、ハンディを認めるということの境界線が曖昧になります。
みんなが足を洗い終わって、横になったら、絵本のことは忘れたように置き去りに。「ありがとう、譲ってくれて助かったわ。」と本を一年生にすぐ返しに行き。
Aくんは眠れないけれど、本を読んだりして静かに過ごしています。以前担当した時の記憶も引っ張りだして、その頃になって、ようやく私も、本が欲しかったのではなく、Aくんは列に並ぶのが嫌だったんだと気づきます。
しまった。子どもの本当に言いたいことを、つかみそこなった。夜見たらふとももには青黒い歯型。・・しかし、それより、自分の失敗が痛い夜でした。