朝、夫と息子が近所の公園に置いたトラップを見に行くというので、散歩がてら、写真を撮ろうと着いて行きました。トラップの目的はもちろんクワガタ。・・・がしかし、仕掛けたスイカは蟻の山。写真をお見せするのはやめときます。替わりに近所の保育園のフェンスにみつけた、ど根性かぼちゃ。植物の生命力には感服します。「どうやって収穫するんだろう?」なんて考えてはいけません。
今日は、朝の散歩の後は一日練習…すればするほど、ドツボに入っていくような気がします。
仰向けに寝て吹くと、ふけないフレーズはなく、音も太く芯のある音がします。しかし、立った途端に音が痩せます。
今日は、寝て吹いた時と、立って吹いたときと「何処が違うのか?」を部分部分に分けてみていくことにしました。
まず唇は?寝てると、横に引く力がほとんどかかっていません。口の中は喉頭が高く上がり、のどの奥が自然に広がっています。音を変えて吹くときには、息の方向をホンノ少し変えるだけで、筋肉を大きく動かさなくても柔らかく、敏感に変っていきます。首の後ろは触ってみると柔らかいです。肩甲骨や、腹、足、膝、指は多少大胆に動かしても、ロングトーンは微動だにしません。
立って吹くと、唇を横にぎゅっとひき、口の中は喉頭が低くなり、のどの奥が狭くなっています。首の後ろは固く、他の部分を動かすと、音が変化するような気がして、ある一定の基本の形で固めてしまっています。
脱力、柔軟であることは大切だし、ずっと心がけてきてはいますが、寝て吹く時ほど、立っている時は筋肉が柔らかくないことがわかってきました。
短いフレーズで区切って、同じ状態で演奏できているかどうかを何度も確かめます。
難しいけれど、段々近づいてきました。早いフレーズはまだまだですが、ゆっくりしたフレーズなら固めずにふけるようになって来ました。
体で言えば、骨や床が自分を支えていることを感じる。
心で言えば、人は一人で生きているのではない、いろんな人、世界に支えられて、今の自分があることを感謝しながら演奏する。
まだまだ、一人でがんばっているつもりの意固地な私があるようです。1mmづつ、積み上げるしかない。1㎜でも昨日より、進めたことに感謝。