アガパンサスは、うっとうしい梅雨空に清涼感を呼び覚まします。
子ども達が学校で栽培したきゅうりをくれました。「持って帰ってお母さんにたべさせてあげないと。」と言ったら、「おかあさんはきゅうりが嫌いだから」と置いていってしまいました。
くるっと捻じ曲がった小さなきゅうり。ありがたく頂きました。
夏には体温を下げる効果のある瓜類が、ちゃんと実って、地球は生物にとってバランスが取れています。
モーツアルトのアンダンテを演奏すると、たくさんの息を吹き込まないでも、演奏できてしまいます。ただし、ベールを一枚かぶったような音で特有のクリアーな感じがでません。
といって、息を大量に吹き込んで、ヴィヴラートを効かせすぎると、今度はこの時代の特製が失われてしまいます。
寝て吹くと、大きな違いは一度に吹き込むことができる息の量が多いということ。そして、全身の筋肉が緩むことから、唇が柔らかく動き、上を向くことで、のどの奥の壁が広がります。のどの筋肉が緩むことで、舌は、大きな動きをしなくても、音を自然にきることができます。これはモーツアルトを演奏する時にとても好都合です。
モーツアルトを演奏する時には、大音量は必要ないですが、豊かな息の量で細かいニュアンスを表現したいところです。
モーツアルトを演奏すると、音自体の美しさ、きらめき、艶やかさがないと、「おやっ?」と言う演奏になってしまいます。素の音がバレてしまう恐ろしい曲です。だから、コンクールには必ずと言っていいほど、モーツアルトの曲が入っています。
耳鼻科の先生に聴いたら、肺を100%使い切っている人は少ないそうです。私は調子が悪い時に一度測ってもらったら、30%といわれました。良い時でも60%位らしいです。
それは、気道の狭さと関係があるそうです。筋肉を緩め、横隔膜を下げ、気道を広げれば、肺も広がり、呼吸も深くなるのは道理です。息をコントロールする時に、フレーズの途中で息が切れてしまうことを怖れるあまり、節約奏法になってしまうことがよくあります。下腹、脇、背中の筋肉も緩めその周辺にも息をいれるつもりで、息を吸い、そして吐く時には、膨らんだ腹や胸をへこまさずに、張るようにして吐けば、息はたっぷり使うことができます。モーツアルトを吹くときにも豊かな音で吹くことが出来ます。一度、試してみてください。