寄せ植えにはあわなかったけれど、ガーベラが、あまり可愛かったので買ってきてしまいました。仕方ないので、黒い鉢にガーベラだけ植えました。でも、良い色。鉢も似合っているでしょ。ガーベラも2000種以上あるそうですが、これは、調べたけれどわかりません。悔しい。
月曜日の朝は、Sさんと24日のクリスマスコンサートの練習。
ヘンデルの「シバの女王の入場」、ボルヌの「カルメンファンタジー」。クリスマスキャロルメドレーをします。
ボルヌは、Sさんと何度かやっていますが、まだまだ、やることがあります。
ドラマティックなピアノのオープニング。
カルメンの悲劇を暗示します。
そのあと、16分のスラーで動くフルートに対して8分で動くピアノ。
ここのリズムが全く合いません。
テンポが速いので、あわないのかと思ったら、よくピアノを聴いてみると、私が、2分一拍のリズム、16拍というフレーズで小節の頭の音の後までで、メロディをとらえているのに対し、Sさんは8分1拍。小節線でフレーズを切っているので、ゴチャゴチャになっていたのです。
お願いして、拍と、フレーズのとり方を変えてもらうとスッキリ。
テンポもいくらでも上げられそう。いやいや、こんなところから飛ばすと後で大変。
不吉な占いのシーン。弦の細かいトレモロの中で、コントラバスが、低音のピチカートで「ボン、ボン」と打つところ。
ピアノの右手でトレモロをしながら、ベースをピチカート。
トレモロはペダルでつなげたいのに、ベースは切りたい。ベース弦のように響きが無いので、ある程度長く押さえておきたい。両方を指だけでやろうとすると、とても難しいことになってしまいます。
二人で、いろいろ試して、ピチカートを犠牲にして、ペダルを踏んだまま、指を早く離したほうが、なんかそれらしい緊張感がでるということがわかり。これで行くことにしました。弦の表現をピアノでしようとなると、楽譜に書いてあるアーティキュレーションを真面目にやっているだけでは、うまくいきません。
オーケストラや、オペラの編曲ものは、余計にそうです。
たとえ、ピアノのような、万能に思える楽器でも同じです。
楽譜をみだりに変更してはいけませんが、楽譜に込められた緊張感や、恐怖、悲しみ、喜びなど思いを読み取り、表現するために、スタカートをどうやって表現するか?という選択をすることは演奏者に赦されていると思います。
だから、おなじ曲ですが、今回もいろいろ発見があり、課題もあり。で、とっても、おもしろい!
24日楽しみになってきました。