音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

古本巡り東大阪方面

2013-09-26 22:59:59 | 本・映画など

今日はお久しぶり。古本巡り。

Mさん宅、9時集合。
一軒目は、ブックオフ東大阪吉原店。
ここは、児童書や、こども向けの本が充実しています。

草思社 大村典子 「ピアノが好きになる教え方・習わせ方」
目次から、先生の当たり外れはある。669人の先生の実態。なんで練習しないといけないの。などなど、おもしろそうでしょ。レッスンをするにあたって、フルートとピアノの違いはあるけれど、読んでおいて損はない?

春秋社 千藏八郎「あの子がピアノをやめた理由」
これもレッスンをしていると気になること。自分の何がわるかったのだろう?あの時のやり取り?レッスンの進み具合?何かヒントがあるかもしれません。

新講社 多湖輝著 「長女のための本」
きょうだいの中の長女の位置、オーナー社長が長男なら、長女は中間管理職なのでしょうか?
長女はなぜ「わたしがいなければダメ」とがんばるのでしょうか?

次は東大阪みくりや店
講談社 中村光「聖☆お兄さん」第2巻。前回来た時にはなかった105円では見つからなかったのが、今回は見つけました。

門真古川橋店
早川書房 ジョナサン・ワイナー 「フィンチの嘴」
1995年に図書館で読んでから、ずっと探していました。驚きの科学。ガラパゴス島に住むフィンチという鳥を何年にも渡って観察、数え続けた結果、わかってきた進化の不思議。世界は驚異に満ちています。

エンターブレイン社 ヤマザキマリ 「テルマエ・ロマエ」第2巻~4巻。
今回105円。やっと出てきました。

最後がBAZZAR守口ジャガータウン店
クレスト社 ダライ・ラマ著 「ダライ・ラマ「死の謎」を説く」輪廻転生ー生命の不可思議」
慣れ親しんだ行為がカルマの基盤となる。悪しき感情とともに死んではならない。非暴力とは、本質的に慈悲心の発露である。所有欲に根ざす愛は憎しみへと変容する。相互依存の精神が人類の課題解決となる。
春秋社 東川清。平野昭編著「音楽キーワード辞典」
必須の辞典。やすく手に入れました。

他には、山下和美さんのコミックを数冊。古いものも手に入れることができました。

本を手に入れただけではなく、Gさん、Mさんと車の中でいろんな話を聞いたり、聞いてもらったり。
地域の情報交換もばっちり。
二人は、地域の役割を長く引き受けて、ネットワークをしっかり築いていて、いつもびっくりしてしまいます。話すと元気が出ます。
これからも、よろしくお願いします。


中尊寺

2013-09-26 00:01:23 | 紀行

二日目は、もう花巻を後にします。車窓の風景は、豊かな稲穂の田園と、東北独特の防雪林を北側に抱えた家。この林が、雪や風から、家を守るだけでなく、里山の鳥や虫を育みます。
家がなくなって、林だけになっているところも多く見ました。本当に人が少ない。



これは、花巻のご夫婦がやっておられた産直野菜の販売所。りんごは何種類もあって、わからないので、「今、美味しいのはどれですか?」と奥様に聞いたら「ちょっと待ってて。」とわざわざ、夫さんを田んぼまで探しに行って聞いてくれました。今は「津軽がやっぱり一番」だそうです。かぼちゃや、なしをダンボールにいっぱい詰めて宅急便で送ろうとしたら、「これも、おいしいよ。」と新種のりんごを二種類余分に入れてくれました。津軽・・・めちゃくちゃ美味しかった。


レンタカーで2時間走って、平泉へ。世界遺産も見なくてはいけません。光堂は撮影禁止ですが、中尊寺までの山道に、弁慶堂や、弁天様たくさんのお堂があり、一つ一つ拝んで行くと結構時間がかかります。途中のお茶処で、芭蕉展をやっていました。私の大学時代のゼミが、一年かけて「奥の細道」を読むという講義。なんだ、この偶然は!


ほとんど誰もこないような、クリームソーダを出すような、桧皮葺の民家のような薄暗い小さな建物の一室で、
「五月雨や 降り残してや 光堂」の芭蕉真筆を見てしまいました。
賢治と、芭蕉にここに呼ばれたような気がしてきました。
西行法師に憧れ、その足跡を訪ねるために、年老いた身でここまでやってきた芭蕉。
時空を越えても、西行の詩の真髄に近づきたかった芭蕉。
私も、会ったこともない古えの西洋の音楽の真髄に近づきたい。ひと時、私と芭蕉の人生が響きあいました。

そこを出ると、ここのもう一匹のぬし。チーコが箱の中でお昼寝中でした。



ここまでくれば、光堂はすぐ。東北に、突然こんな豪華なお堂があるなんて、驚きです。
清衡は、藤原氏の系累ながら、阿部氏が滅ぼされた時に、味方した父と一緒に処刑されるところを、母が清原氏に嫁いだことで、助かり、その後清原氏の内紛を経て、ただひとり生き残ったことで奥州藤原氏を継ぐことができました。源義経をかくまいかばったのは秀衡ですが、泰衡はかばいきれず死に追いやり、鎌倉幕府に首を差し出しましたが、結局は、長くかばっていたことを口実に頼朝に滅ぼされてしまいした。
金色堂の中には、藤原氏4代。清衡、基衡、秀衡の遺体、泰衡の首級が収められています。
境内には天然記念物のもみ。
「夏草や 兵ものどもが 夢のあと」です。

芭蕉も賢治もこの風景を見たのかも。

そして、最後まで食い気。東北は米どころ。お餅の文化が豊かです。
中尊寺前、「源」お餅ごぜん頂きました。
あんこ餅、おろしなめこ餅、きなこもち、ずんだもち、白ごま餅、お雑煮に箸休めの大根おろしにサラダ。美味しくて、お腹いっぱいと思ってもまだいける、結局、全部食べてしまいました。

中尊寺は、毛越寺など、回るつもりでしたが、いかんせん時間ぎれ。中尊寺を堪能しただけですが、新幹線の時間があります。
飛行機に乗って、帰宅したら午後11時。次はゆっくり来たい。