M・Sさんに頂いた季節のお便り。筍。
「もらってくれる?」と頂いたときには、もうゆでてくれています。
後はお料理にいれるだけ。
定番筍ご飯。それから、筍の天ぷら、筍と野菜の中華風炒め。新玉ねぎのサラダも添えてみました。
Mさん、本当ありがとうございます。おいしゅうございました。
季節のものを頂くと、寿命が伸びるとか。
感覚が刺激されます。
目で見て、鼻で香りを嗅ぎ、口の中に入れるて、味わいます。噛む時の感触や、喉を通る時の感覚。噛む時の音も。
胃を通り、食道を通り、血管を通して細胞のすみずみまで行き渡ります。
音楽と、おいしい食事は結びついています。
ロッシーニは大変な美食家で、オペラを書いて儲けたお金で、店を食べ歩き、新しい料理を考案し、最後には、引退してレストランを経営しました。
音楽を演奏するのは指や、口だけではありません。
身体、心、その場の空気。作曲家、お客様。
いろいろな角度から、すみずみまで行き渡り、交流し、味わうこと。
自分を愛したり、誰かを愛したり、人生を愛することと。
そんなことに似ていると私は思うのです。